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寒い季節に

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今日は雪でした。風邪を引いてしまっております。
12月も半ばですね。

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先月末に太閤山荘での茶事水屋がありまして・・・
体調不良でダウン。しばらく寝込んでおりました。

各方面に御迷惑をお掛け致しました。

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寝込み明けで、今度は大徳寺での茶会。知新会様の水屋。
どちらも非常に緊張を致します、非常に格の高いもの。


そんなこんなで、今度は風邪を引いて。


少し体調不良がひどかったので、10年振りに血液検査など、
ちゃんとした(?)健康診断へも行きました。

陶芸、始めてから、1度も病院へどうこうというのはなく。
まぁ骨折などの病院行きはありましたけどね!
子供はしっかり病院に連れていくんですが、自分は放置でした。

結果。まぁ異常数値は、コレステロースが低い。
貧血になったりしてたのはこれかな。栄養失調気味。

他はいたって健康で、拍子抜けというような。
食生活も健康とは言い難かったと思うのですが。
まぁ、良かったよかった。

「栄養とって、よく休養して疲労の回復に努めてください」
との医者の言葉でありましたので。

無事に大きな茶会も終わりましたので。ゆっくりと静養に。

・・・庭木の伐採とか、部屋の大掃除とか、
子供が風邪引いてたり、結局はなかなか休めないんですが。
そんな年末への日々を過ごしております。

各方面、色々と御心配をお掛け致しましたら、相済みません。

11月の話

さて。風邪ひいてます。はい。

11月に入って、気づけばもう20日過ぎですか。
色々と山積した仕事をこなしながらという辺り。

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月初には70周年行事。無事に終わってひと安心。
なかなか、不十分な作品もあろうかと。
行き届かぬ点を心配する次第でありました。

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他、清心庵の茶会。御水屋にて勉強を。
紅葉の綺麗な晴天の日でありました。

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家では、3年ほど放置してしまっていた裏山の整備。
そろそろ雑木が手におえなくなってきていたので。
他、池の草刈りもあり。ぬかるんだ急斜面の草刈り。

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また工房周りは台風被害の修復も終わっておらず。
牛小屋の1つが崩壊してしまっているので、この解体もあります。
道崩れ、窯場のトタン屋根の補修も一部残っています。

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お出掛けも、土日の合間で多少は。
どこにも連れて行ってやれなかったので。

いまはアンパンマンに夢中です。

あっという間に冬が近く。ロクロ仕事がやりにくい季節になります。
雪融け、3月を目途に次の薪窯を焚きたい辺りですが、さてさて。

無事に納品。裏話的なもの。

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納品も終わってホッと・・・出来なくて・・・。

流行性角結膜炎「はやり目」が・・・「私も潜伏期間を経て発症中」。
子供は上の子が熱を出して寝込んでいるし、下は結膜炎で登園停止中。
そんなこんなで、まだ「休日」てのは1度もないような状態。
2人を寝かし付けて、ボチボチこれを書いております。

製作期間中、ずっと元気いてくれた分でしょうね・・・

まぁ、この状態では今年の冬窯は焚けそうにないです。

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後日談、でもないですが。2ヶ月にわたる製作の話でも。

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製作していたのは、手ヒネリの茶碗。粉引です。

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後半の工程表。
「土作り→ロクロ→粗削り→仕上げ削り→乾燥→素焼→釉薬→焼成→窯出し」
この一連の流れを、「カエルの歌」みたいに輪唱させて回していく感じです。
重ねる数が多い程に、1日にやらねばならない負担が増大していくわけです。

で、ほとんど毎日、焼成作業をしていました。
普通は「3日~4回に1回」というのが普通です。
「素焼→釉掛→焼成→窯出し」これを2日に凝縮。

なんだかんだ、強引に窯を運用するための手段を行使して。
普通に「扇風機」とか、「引出し」とか、「ガス火乾燥」とか。
教科書にはない変則的な小細工で窯を引っ張りまわすと焼けます。
どの温度なら大丈夫とか、作業の強行にも経験が必要ですが。


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なんとか数量、無事に。当初予定では10月末納品。これが「中旬まで」の短縮になって。
納品の数量も、途中で1.7倍に増加。手間のかかる作業でしたから、納期を圧縮するにも
なかなかの骨折りと云いますか、余裕のない、ギリギリのところでした。
最終的に350個。製作総数は450近いですが、ロスが90個近く。

最近はガス代も上がっているので、経費も結構な金額になりました。
包装紙や熨斗、紙袋、印刷物、包装資材。意外と納品用ダンボールもそこそこ。
この辺りは手伝いも御願いをして。包装作業は結構、これが大変ですからね。

 konnnanogane.jpg konnnanogane2.jpg
焼成ロス。これも結構な数量が出ました。いわゆる「半筒系」の難点です。
この形の難点は、「高台廻り」。ここを薄くしないと「重い!」茶碗になります。
この点は正直、人間国宝だろうが、半筒形となれば「重い茶碗も多い」んです。
巧く仕上げるためには、薄くするんですが・・・それが難しいというか、厳しい。

軽くしようと思ってここを薄くすると、写真のように傾いて焼きあがってくる。
1250℃の高温では土が飴状に柔らかくなります。その柔らかくなった時に傾く。
つまり、「焼成まで全工程が終わってからのロス」になります。
製作も、1つ1つ集中して作っていくので、非常に時間がかかります。
その上でロスが出るっていうのは、やっぱり精神的な負担が大きいです。
薪の窯などであれば、1週間なりの焼成や薪代などを投入して、ロス。
なので、人間国宝さんだろうが、やっぱり怖いから分厚くしちゃったり。

製作はガス窯ですが、およそ1割強。50個ほどが、この「沈み込み」で廃棄に。
薪窯での焼成であれば、「3個に1個」というのが直近の勝率。
薪窯での半筒茶碗の苦しさですね。

半筒形は、楽焼と瀬戸黒、志野の辺りが多いですが。

「楽焼」は、「飴状になる前に焼成を終わらせる」ことで対処してます。
「志野」は、「軽い土を分厚く使う」ことで対処。だから重いものも。
やはり薪窯での半筒ってのは、難しい。黄瀬戸の茶碗云々にも関わるでしょう。

「瀬戸黒」は、「柔らかくなる直前で引き出す」わけですが、なかなか、
結局は薪窯なので、傾いているものが多数。名品と言われるものにも普通に。
もはや傾くのが嫌だから高台を低くしてるんじゃないかと思うくらいな造形。

まぁ、今はガス窯焼成で温度管理も容易なので。薪じゃなければ割と安定です。
それでも、やっぱりロスが大きいのが半筒の茶碗。
グイノミくらいなら問題ないんですけどね。


半筒。井戸形に丸形、半筒。簡単に云うものの、結構に難しい茶碗です。
井戸形は井戸形で、造形が難しいんですけどね。


とまぁ、たまには陶工らしい記事まで。

結膜炎治療まで1週間、とりあえず街中には出掛けられない日々です。
1週間後には記念行事。記念品のお披露目です。
論者:近江の苔

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。かつて古伊賀が焼成された集落に近在。詳細はWeb・交通案内記事など。

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