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近江神宮献茶式 他

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すっかりと夏の陽気かと思ってしまうのですが、それも例年のことでしょうか。実際に7月8月の暑さは別のものですね。おかげ様ですっかりと風邪も治りまして。起き上がってさて、稽古もお休みを頂戴するなど数日は体調の宜しくないままに過ごしていたのですが、近江神宮の献茶式には参列をさせていただいて。

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当日は出立時点でも随分と雨が降っていたのですが。 

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いつもながら大宗匠の御献茶では雨が止んでしまいます。
御姿を見るだけで何か学ばせて頂ける様な。
大宗匠の凄味といいますか、何といいますか。

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協賛席にては社中大先輩の酒井先生が釜を掛けられて。
熱い薄茶を一服。皆さん「あ、美味しい」と口々に。
雨で小寒い中の熱い一服というのは、本当にホッとしますね。 


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もう1つの御席は、ちょっと場所柄見えなかったので残念ながら
掛花入は貞光さんのものでありましたか。

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そうそう。点心は近江グランドホテルから料理人さんが。
いつもながら、食べきれない程の御馳走を頂戴致しました。



毎年の献茶式。例年5月29日が日吉大社、6月9日が近江神宮。去年はちょっと法事で行けなかったりもしたのですが。毎年同じ献茶式のことを書いていながらに、ブログの記事の書き方1つでも随分と変わってきたなぁ、と思いながら。もちろん例年道具も変わっていれば、御家元に大宗匠の様子も違いますけれど、本質的には御献茶の神事というのは変わらないもの。でも、毎年感じることが変わりつつ。

そうそう。日吉大社献茶式の協賛席にては御家元より「彼の水指だね」と御言葉を頂戴したと聞き及びました。真に有難い限り。当日は私が参席した際にも御正客より「彼の作品ですね」と。非常に沢山の方々から御言葉を頂きました。改めてこちらにても御礼申し上げます。有難うございました。

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ええっと。写真は最近の愛読書(?)ですが。宗道先生が若い頃に勉学されていたという大森宗玄氏の書籍。風邪で家にいる時間が長かったものでして、何度も読み返しているものですが、読むほどに色々な基礎的誤謬に気付かせて頂けるので、本当にありがたいものだと思いながら。公案というものについての基本的な解説は、そのまま御軸の言葉の感じ方の基本姿勢になるものでしょうし、点前1つ行うにしても、それが座禅の要素を持ってこそというような事も教えて頂けるものにて、いやはや。そういえば稽古場にては「一昧禅」と掛かっていたように覚えますが、「茶禅一味」という言葉1つでさえ、言葉は覚えていても、さて実践ともなれば遠すぎて困り果てるようなものでしょうか。

そうそう。先日の稽古における訓示にては「情を通わせなければ何の意味もない」という御話でしたか。言葉や知識をどれだけ振り回しても意味はなく、言葉を身に染み込ませて、無意識にその振る舞いが出来るまでになって、ようやく「分かってきた」という話になるようで。「御軸の言葉が分かるように修練を積みたく思っています」と、この言葉通りのものを、その意味がようやく感じられたように思いながら。

と、入門書を読みながら感慨を深くしているようで、全く入門の前段階もいいところで。
まだまだ、この世界の奥は果てがないようで、楽しみであります。

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論者:吉村祐

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。

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