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大炉

昨日は五事式と大炉の研修会。北野一門開催の研修会にて、稽古場一杯の30名強による研修会に参加。主に炭点前を中心とした稽古のため、不慣れな中を御指導いただいて。五事式では廻り炭に参加をさせて頂いて。この所、炭に関する手伝いも色々とさせて頂く事が多くなった様に感じています。実際、現代でこそ湯沸かしというのは電気が多く、またはガス火という辺りでしょうか。「炭で湯を沸かす」などと聞けば、なんだか炭が勿体ないような気がするのが一般的な感覚でしょうか。炭というものこそ残っては居ますが、餅や魚、ウナギ、または焼肉などのためであって、それで湯を沸かすとなれば、ちょっと茶道くらいしか思い当たるものがありません。

まぁそれで、随分と炭自体の生産量も落ちて、茶道炭の製造元も少なくなって。色々と苦労があると聞き及びます。まぁ実際ウバメガシの備長炭でさえ、その存続というのは苦労があろうかと思うのですが、加えての茶道炭はクヌギと決まっているものですから、尚一層に苦労が多いのでしょうか。利休時代などであれば、炭もあろうけれど、一般燃料としては薪が主体だったであろうかと。カマドで料理をしている時代ですからね。とはいえ「香り」というものが付いてきますから、茶室では炭。その頃からクヌギであったかどうかは分かりません。

大炉は一尺八寸でしたか。通常のものが一尺四寸。確かそう聞いたのでメモ代わりに書いておきます。元々は囲炉裏ということですが、茶道の炉は随分と小さい。それこそ釜1つ置けば一杯になってしまうサイズです。一尺四寸、42㎝とは言っても、炉縁がありますから、炉(有態に云えば穴の部分)の寸法は一尺。わずかに30㎝しかありません。それが一尺八寸になると四寸、12㎝大きくなるわけですから、1.5倍とは云わぬものの、炉の内側の大きさとしては1.4倍の寸法になります。稽古場では冬になると大炉の稽古が少しづつ始まって。それにしても大きく感じるもので、ウカとすれば落ちてしまうのではないかと感じるようなもの。ちょっとした寸法の違いではありますが、感じるものは随分と違うものになるし、雰囲気も変わります。

大炉を見て感じることには、炉1つの寸法で随分と雰囲気が変わるものですね。利休時代以前は寸法も定まっていなかったし、田舎屋で見るような大きなものもあったことでしょうか。考案は玄々斎と聞きました。江戸末期の宗匠。道具なども楽焼など草の道具が多く、陶器の灰匙などもその1つ。とはいえ、千家の焼物となれば基本的には楽焼ですから、随分と脆い道具であります。

余談ながら。私が初めて?陶芸家の工房にお邪魔した時に、最も面白く惹かれたのが陶製の灰匙でした。その頃は、それが灰匙であるという事も知らないし、灰匙と聞いても、まぁ囲炉裏の何かとしか思っておらず。とはいえ出来も良いもので、欲しいなぁと思ったのですが、「滅多に需要がないもので、頼まれて作ったものを、1本だけ残しておいた品なので・・・」という話でしたか。訓練校に居た頃だったので「作り方を教えるから、自分で作ってみるといい」とまぁ、ロクロの実演までして頂いたもの。動画も撮影させて頂いたので、それも含めて随分と記憶の深いものです。

さておき。


そういえば我が家も、今年は火鉢なども使う機会が少なく。どうしても炭代が掛かりますからね。雑木を切り出して自分で炭を作ってしまえば安価ではありますが、なかなか。椎茸の原木1つにしても、雑木は扱いが大変です。育つのは早いんですけれど、重量が大層なものですし、炭にするなら薪に使いたい、というのが本音でしょうか。

年末の窯焚きから1ヵ月半ほどの半ば休暇。少しく気力も戻りつつあるように思います。ボチボチと活動しないといけませんね。

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論者:吉村祐

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。

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