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クリスマス

金曜は稽古、土曜日はガス窯を焚いて、昨日日曜日は青年部のクリスマス茶会。少し体調を悪くされていた宗道先生が恢復されて何よりという師走の中旬でしょうか。寒い気候であるだけに、温かい一服が嬉しい季節かもしれません。

クリスマス茶会も。まぁ日本のクリスマスも西洋崇拝からの商戦導入による1900年来、100年以上の歴史を誇っているんですね。稽古の銘でも聖夜と付ける方もチラホラとしていたので、やはり浸透具合というのは大したものであろうかと。街もなんだかんだ、クリスマス商戦で染まりますから、一種現代の風物詩といいますか、もはや季節を象徴するような感があるのかもしれません。基本的にそういったものと縁の薄い田舎でも、スーパーに買い物へ出掛けた際にはそれを感じるものです。街中とは異なり、田舎では全くクリスマスという風情は無く、落葉と共に枯れ行く山々の寂しげな気配が冬の情景です。

そういった意味では、やはり住環境から来る感覚の違いというものは大きいのかもしれません。大半の方にとって、今の時節はクリスマス一色なのでしょう。私は・・・まぁ、畳に座ってストーブで暖を取りつつの製作という時間を過ごしております。

そういえば、昨日は傘を盗られてしまいました。どの相手も近所の人、どこかで繋がりのある人、という感覚がある田舎では傘泥棒など考え辛いのですが、人間関係の希薄な街中では、そういった感覚は薄いのかもしれません。私も一応、都会に住んでいた経験があるので、何となくその空気は分かるのですが、クリスマスという空気は何でしょうか、浮かれた感じ。文字通りクリスマス商戦の雰囲気ですね。財布にせよ、「規律の緩み」という空気を感じるのが日本式のクリスマス。といっても、古来年末商戦みたいなものがあったかもしれません。

ええっと。何を書こうと思ったんでしょうね。


そうそう。青年部のコトでも。県下合同の青年部に移行して、一応の年間行事を終えました。あとは会議で来年度の策定を進めていく辺りでしょうか。行事運営というのは諸々苦労も多く、人を集めるというコトも並大抵のコトでは埋まらない。そんな苦労を感じつつ役員の一人として手伝いをさせて頂いて。

難しいなぁ、と感じるのは道具のコト。想像の通りではありましたが、9割以上の人は茶道をやっていても陶器の基礎知識も持ち合わせて居られない。本当の基礎の基礎。それこそ陶器の美を云々する以前の基礎的な知識さえ、という方は、むしろ圧倒的な多数派。もちろん漆・木工他、多岐にわたる茶道具についても同様のこと。数十年の稽古を積んでおられても同様。茶道の先生の資格を有しておられても同様という辺り。

良い道具が出ても、それを感じ取ることが出来ないとなれば失礼なので。ともあれ「結構、結構」という、随分と昔から批判されてきた会話が、同じく青年部でも行われているのが実際。的を外した誉め方と、それに感心する応答と。御互いに地に足の付いていない感じのままに、言葉だけが空を飛んでいるような。そういったものが、どんな状況から生まれてくるものなのか。それを感じる事が出来たのは一つの収穫でしょうか。

物に対する知識や感性が無ければ、頼れるものはブランドと箱書きしか無いので。それが一種の絶対的な指標になって。同時に箱書きが「単なるお墨付き」として扱われてしまうと、もはや道具商の言いなりのまま。この構図が、このままでは繰り返されるばかりであることを感じています。茶道具は衰退するばかり。甘い視線で優秀な陶工も育たない。一部の陶芸家が全ての作業を職人に任せている現状を、だれも知らないし、だれも批判しない。昔の良品を知らなければ、今の粗悪品も批判が行われない。

文化の衰退。批判の無い世界。

科学の進歩の裏側でそれが進行しているのが現代の相なのですね。

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論者:吉村祐

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。

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