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雨の始まり?

今日は随分と雨の日で御座いましたか。湿度97%と表示されていて、工房の壁にも水が上がっておりました。(コンクリブロックを積んだだけの壁なので浸水性があり、雨が多いと濡れて色が変わって来るのですよ。)

例によって朝から窯詰めして点火。土作りながら釉薬を掛けて、ロクロ挽いて、土作って。

夕刻からは夏祭りへの会議。と云って何が出来ると言うわけでもなく。田舎の話ですから御酒も出ます。年額数万円に昇る町会費は、まぁこれも多分に含まれているかと。ガス窯が在るので呑みはしませんでしたが、しかしまぁ、会議の拘束が二時間程度としても、さてさて、現代の若者が主張しかねない、「最低賃金時給で二時間1200円程の手当てくらい」という支払いを想えば、「缶ビールの一本や二本の方が数百円で安い」という話でもあり、いやまぁ、実際問題として時給手当が支払われるよりも、缶ビールとツマミが出る方が、実際には余程出席率は上がるし、協議の効率もいいのかもしれませんね。

あぁ、別に他意はありません。それに下戸ですから。

しかし夏祭りも、出店は全て地元民のボランティア。僅かにあるような無いようなという利益も運営資金へ廻されるというもの。なかなか、都会では左様には参りませんね。商売屋さんを呼ぶほかは無いものでしょうか。実際なかなか、ホントに草刈りに始まってゴミ拾いから、人々が自分の村なりを盛り立てていくわけですが、これをやっている田舎は過疎・高齢化。やらないトコは人口増というのが滋賀県の実態ですから、世の中というものは解らないものです。理想の街は誰に聞いても前者だと思うのですが、自分が関わるとなると別で、自分は無償奉仕はやりたくないという辺りでしょうか。別にそういった気分が解らないでもありません。特に故郷でもなく愛着も無い土地で、転勤などもあり、終の棲家でも無くという話になれば、尚の事でしょうか。

こういう問題は結局、工藝などの衰退にも通じる性質を感じます。誰もが大事なものだと答えるし、守るべきものだと思ってはいるけれど、しかしそれ以上では無いし、自分が支援者となり購買者となるかと云えば、さてさて百円均一から量産廉価品で済ませてしまうものがとても多い。蓋を開けてみると機械生産の大量廉価品、ハウス栽培の味の少ない野菜に、人々の膨大な資金が集積され、守るべきものが淘汰されて行くような実態があるわけです。村興しなどのイベントも、奇抜な器で一時的な人気を博すに近い感があり、持続的な底力に乏しく継続力が無い。

なかなかホント、難しい問題だと思います。
分析してみても、解決策は思いつきません。

あっと。妙に大きな話になりました。
いやほんと、別に井戸端の独り言です。

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論者:吉村祐

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。

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