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夏日

今日も焼いております。窯の温度計を見たら「36℃」とか表示されていて、「あ・・・?ひょっとして数値狂ってきた?」と思ったら、室内の温度計で28℃ほどありましたから、まぁそういう話で御座いました。相変わらずちょっと体調が不良気味。

gasugama_20120604205311.jpg 

最近写真が無かったので。ガス窯の操作部分。陶芸やってない人は、あまり見る機会も少ないのかしらん。「計器類」なんて云うと格好いいですが、実際にはツマミは1つしかありませんな。メーターがガス圧計。その少し下のツマミがガス圧の調整弁になってまして、焼成自体の作業と言うのは、「二時間毎にコレをキュッと廻すだけの簡単な御仕事です」というもの。およそ9割以上、95%以上?の作家さんがこの御仕事。電気窯もこの類なのです。

あぁ、95%って云うと、20人に1人くらいは薪窯が居るって計算になりますが。多分、そんなに居ません。しかしもちろん、あまり適当なことをやっていると窯が爆発するので御用心。何事もそうですが、窯を焚くまでが大変。薪窯ですと焼成に入ってからが本番というような面も御座いますから、あまり汎用的な云い方ではありませんけれど。

酸化とか還元ってのも、計器の右にある耐火レンガの板をですな、1cmほど動かすくらいの話です。厳密にはミリ単位で調整することも多いのかな。何箇所か触れる場所もあるわけで、私の場合はそちらを使う事が基本。近代窯技術の産物であるせいか、名前も「ダンパー」とか「ドラフト」などの横文字が使われることが多いです。あとは職人言葉?的な「バカ穴」って言い方くらいかな。

と、操作は簡単なのですが、実は結構、ガス窯の仕組みってのはスゴイです。
熱効率の追求という側面でも、均質な熱分布という面でも。

窯技ってのは、分類としては「燃焼技術」という話になるので、石炭を燃やす蒸気機関車宜しく、他分野の技術開発結果が流れてきた発達したわけです。効率良く熱を貯め込む技術が発達したのは明治~大正から二次大戦の辺りまで、小さくは戦闘機、大きくは戦艦空母まで、それはもう熱を如何に発生させて巧く操作するか、という技術が発達したものですから、ほぼ最大限まで効率が考えられているのではないでしょうか。

まぁ、ちょっと熱の分布にしても管理され過ぎていて、均質なものしか獲れないと見る向きも強いわけですが、それはそれで活用を考えればいいわけです。分布を低下させるのだって人間の知恵でしょうか。

と、長々と埋まって来たので、そろそろ終わりにします。

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論者:吉村祐

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。

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