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夏の御稽古。

六月始め。梅雨のはずですが、何だかすっかりと夏の感が御座います。点前にも平茶碗が御登場相成りまして、さてさて如何にも風炉の季節という感を深めるのは私だけでしょうか。

そう云えば、平茶碗って・・・なかなかイイモノ、少ないですよね。
個人的にはあまりガラスの器って好きではなく。
御茶は陶器で飲みたいなぁ・・・って、そりゃ職業柄も御座いますが。

楽茶碗でよく見る馬盥形も、文字通り馬のタライですが、
拝見に廻っていると・・・

「おぅぅ。タライが廻っておらるる・・・。」
「ワシのトコまで廻って来るだろうか・・・」

などとつい要らぬ考えが浮びます。(!※誠に失礼な話です※!)

なかなか平茶碗というものは、魅力ある形が追求されていないのではないかと思う事が多く在ります。トトヤなどの平茶碗系も、やはり井戸などに比べてしまうと、どうにも鈍重な感が拭えない面があろうかと思います。要は通常の茶碗群に対して、平茶碗の美学というものは、どうも明らかに追及が低いと申しましょうか。特に現代作には顕著。昭和桃山系の巨匠群も、あまり御茶と縁が深く無かったせいもあるでしょうが、平茶碗となればあまり作っていないわけで、定番というものが手薄。泥華さんなど萩系が少しある程度でしょうか。

そうは云っても。

「でわ作ってみせい!」

と言われたら、何とも恥じ入るばかりです。

点て易さを優先すれば、やはり馬盥形。平碗形にすれば、今度は様々に不安定。
元より見込みを広くしてしまうと、これも何だか締まりが失われてしまうわけで、
さりとてキリっと作ると、茶筅が振りにくいわけで、美味しい御茶を点てるに窮する面あり。

色々と思案の果てに、なかなか結論が出ていないと申しましょうか。
しかしまぁ、最終的にはやはり、高麗系の平茶碗でしょう。
あと皮鯨ですか。あれはいいですな。個人的にはかなり好みです。


とまぁ、茶碗ばかり思案しているので御座います。

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論者:吉村祐

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。

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