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窯詰め初日。

今日は窯詰め初日。

idogatatyawan.jpg 

まだボチボチと茶碗を朝から挽いていたり。

一応間に合うんですが、伊賀茶碗は茶道的には扱いが微妙な地位。
なので、灰釉にしようかどうか。

稀少価値では、伊賀茶碗のビードロは専売特許的な位置。
コレクターさんとの話は弾むのですが。

今回はビードロ狙いか、焦げ狙いか、という辺りも自然任せ。
う~ん、場所の空き具合によって決めましょうか。

daruma.jpg

昨日に作った達磨。こういうのは、意外に皆さん意見を下さいます。
なぜか怖い顔になってしまうのは・・・なぜだらう・・・。
余っていた粘土で、数年振りに作ったもの。元ネタは訓練校卒生なら御存知。

長らく訓練校に毎年教えに来てくれていた鈴木志朗さんという、鷹匠兼陶芸作家。
瀬戸の高度な技術の一端として知られた「陶人形」に於ける職人的な方。

takajyou.jpg 

画像を出すのが早いですな。もうこういう職人さんはホトンド居ません。
需要が無いもんだから、廃れてしまうのです。
手元に製作の始終を動画で残しておりますが、見事なもの。

んで、その合間に教えてくれるのが、上の達磨などの人形。
巨大な鷹でさえ半日仕事。小人形など僅か3分も掛かりません。

あ?なんか話がズレてきた。まぁいいか。

touningyouhebi.jpg 

ともあれ絶妙なものを、僅かな手数であっという間に。
やっぱり、職人芸ってのはスゴイ。かつてはこんな職人がゴロゴロと。
分野毎に職人が居て、互いの領分を侵さないというより、侵せない。

思想云々とか現実論とか以前に、かつての職人さんの技には圧倒的な力量感が
あります。それを知っていると、今時のものは力量感の乏しさが非常に目立つ。
職人世代が技術と共に失われゆく中、時代は新しいものに投資するばかり。
1人の職人が技術を保存維持出来る期間って、一生の内20年~30年でしょうか。
そこへ20年来の不景気。そろそろ個人任せの時限期間も限界でしょう。

(全くタイトルと関係無い記事になってしまった・・・。)

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論者:吉村祐

吉村 祐 /臥翠


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。

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