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想定外。

binkaketokama.jpg 

ちょっと御買物の品まで。漆塗りの瓶掛と釜です。同時に買ったので釜をそのまま乗せましたが、取り合わせとしては問題があるので駄目な写真です。

釜は別に高級なものではなく、ツクリも侘び系のもの。ちょっとした来客時に湯を沸かしておくのですが、あまり調子が高い、釜らしい釜であると、火鉢などに乗せても雰囲気が砕けてくれませんから、何か安くで手に入るものがあれば、と思っての話。飯も炊けるという釜ですが、逆に今の茶道では稽古としても使う人が居ないのでしょう。随分と安い買い物でした。

下の瓶掛は本格?的なもの。京の塗師さんのもの。少し涼し気で、夏場に好ましいのではないかと思っております。五徳も、赤津織部の窯モノですが、雰囲気が軽いので、漆と云っても雰囲気がとても軽く、面白い取合せになっています。土と鉄の重厚な感覚とは少し違って、なかなかあるようで、無いものですね。昨今は一般家庭で炭を熾すこと自体なく、もちろん瓶掛けなど使いませんから、今となっては作られることの稀少なものでしょうか。

あ、来客用ですよ。別に茶道用じゃありません。
(最近来客が少ないですが・・・。)


で、別に自慢がしたいわけでもなく。

釜もですが、数千円程度にて入手。う~ん、いいのか。安いことは、もちろん有難いものではあるけれど、しかし異常にも程が無いだろうか。嬉しいと云うより、まず先に心配が立ちます。特に瓶掛については、相応の作家さんのものであるし、直径は40cmもある。陶芸であれば大壺クラスのサイズですから、木箱だけでも五千円以上はします。織部の五徳も量産品とはいえ、窯元モノは窯内サイズが原価ですから、湯呑み三つ分くらいの価格でしょうか。。後は言うまでもありません。このサイズの塗りモノは、職人作でも相当な値段がするものです。

何だかなぁ・・・。市場原理で、需要が無ければ価格は下がるわけですが。
そりゃぁまぁ、「売れないものを作ってれば当然」とも云いますが・・・。

・・・納得が参りませんね。

想定以上の品だったので、想定外の衝撃でした。

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論者:吉村祐

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。

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