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せともの祭り2011

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さて、せともの祭りに出店をして参りました。日本最大の集客数を誇る焼物祭り。その正式名称は「廉売市」でありまして、結局の処、多くの人々が求めるものが集約されているということになりましょうか。売れるモノが良いモノであるならば、やはり百円均一こそが現代を代表する陶器なのです。品質だけで人々の支持を得る事は出来ないもの。出店側からすれば、単日で数十万の動員というものであればこそ、画廊に展示した際の閲覧数とはまったく桁違いの人々を相手に、テント展示・陶歴・肩書抜きで対比される世界。

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そういった「問答無用の土俵」に立って現実を学ぶのは、やはり若手作家が中心です。十万、二十万の人々と云っても、それぞれに好みがあり、平均して買うわけではなく、多くの店から、せいぜい数個。一人が選ぶ店は多くて数軒。少なく見ても半分以上の人は何も買わずに素通り。10万人規模の人々に素通りされる作品群。何が売れて、何が売れないのか。生計を立てて行く上で不可欠となる実際的な経験です。

「売れるもの」と「良いモノ」をしっかりと区別する実際的な場所。出店者は訓練校卒生などの若手作家、及び瀬戸・美濃の陶器商人。つまり「ロクロ成形の手作り陶器」と、「型もの量産陶器」が入り乱れての販売でありまして、出店場所は「型もの」に優先権があります。そういった市場で、「客が頓着無しにどちらを選ぶのか」という話。「陶器販売上の学問的魅力」に溢れた市場で、販売側に立たないと分からない事も沢山。

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良いモノ。瀬戸では古瀬戸茶入、鉄釉が有名でありまして、前日入りして水野先生と天目談義。本式のもの、種付け天目、重量のこと、大きさのこと。「建盞」と「瀬戸天目」の差異などなど。

その後、同期である美濃・駄知町屈指の量産窯元「丹山窯」にお世話になりつつ、皆で酒を飲みつつ販売を行い、風呂に云って、グッタリと寝て・・・という、まぁなんとも、祭り出店者らしい祭りかもしれませんね。三日間御世話になりました。

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祭りは初日・2日目の両日とも晴天。同期生七人による出店。トルコ青から民藝系、万古食器などの女性作家、及び野郎衆の志野・備前・伊賀という辺りのもので出店販売。

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夜には花火が上がって・・・

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いつもの美濃寿司さんで柏樹先生を囲みつつ同期会・・・

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あっという間の?2日間。

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写真は子供に大人気の備前焼。薪窯の本格派です。
小学生が競っての御買上でありました。


不景気、不景気という話。出店者も数割減、来場者も数割減。廉売市自体が縮小傾向にある中で、出店者もなかなかに大変ではあり、売上が厳しいからこその出店者減。最終的には例年より総売上は伸びる結果になりましたが、出店者の減少が効いたのかもしれませんね。

分析はいろいろと出来ますが・・・。実感的なものが無ければ机上論。
帰りに小さな打ち上げを行って、水野師のトコに寄って。ボチボチと帰ってきました。


御来場・御買上に感謝。ありがとうございました。



追記。
訓練校にも顔を出しました。今年の廃校が危ぶまれていた訓練校ですが、もう数年、当面の寿命が延びるだろうという展望話でありました。まだ延命確定では無いそうですが、おそらくは大丈夫。永らく勤めてこられた先生方が、ここ数年で皆さん御退職され、今年、柏樹先生がベテラン派の最後?を執られてます。さてさて、どうなることでしょうか。

コメント

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> 鍵殿

どうも、こちらこそ御無沙汰しておりまして。柏樹先生、夜の飲み会にも顔を出して下さって、とても元気にされていました。今年で還暦・定年という事でしたが、そろそろと定年後の作陶を考えておられるような・・・。訓練校もしばらく?廃校ということも無い様なので、とりあえずは一安心しました。

備前のH氏は・・・ブログ(左下リンクの546cafe)は休止中?の様で。んと・・・名刺が今手元に無いので、追って連絡致します。今年も備前焼祭り出店という話でしたよ。

いやぁ、またゆっくり話をしてみたいものです。

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論者:吉村祐

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。

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