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GWの御案内と、蛇足の一言。

宣伝記事ばかりですが、ちょっと整理します。

①Web販売サイト、作品追加しました。
⇒サイトを参照してください。http://gasui.jp/hanbai/index.htm
茶碗追加。トルコ青の茶碗も追々に載せます。

②茶の湯チャリティ 茶道具出品してます。
⇒サイトを参照して下さい。http://sara-ya.com/love.html
日時:5月3日~5日東京・恵比寿 STUDIO BYBROS
伝統系作家が殆どいないので、伝統を求める客層は少ないかも。
旨い事行けば、伊賀茶碗も千円で買える可能性があります。
でもチャリティなので、どれでもいいので、高く買ってあげて下さい。

③ 藤棚茶会 滋賀県裏千家淡交会・水の郷青年部
⇒滋賀県草津市志那町309 三大神社 (藤が綺麗に咲いています)
日時:5月4日・5日10時~15時 一服300円(菓子付)
※4日はこちらにいます。一般客歓迎の気軽な呈茶です。

④信楽焼祭り 陶芸の森作家市
⇒滋賀県甲賀市 陶芸の森。作家100人が集合し、テントで直売を行います。
日時:5月2日~5日 9時頃~17時まで。
※4日は不在に致します。嫁さんが店番してます。

maturinobasyo.jpg 
場所:拡大して御覧下さい。
※地図の上側が「見晴らしの良い方向」です。



以上、宜しくお願い申し上げます。




で。蛇足の方です。

49日が過ぎて、様々被災地も状況が変わったかに報道されています。
ともあれ、まずは犠牲になられた方々へ祈りを捧げさせて頂きます。


さて、チャリティなど、GWには様々にイベントが行われる事かと思います。信楽陶器祭りでも、陶器商主催でチャリティオークションが行われます。この時期は同時に他産地でも陶器祭りが行われており、伊賀でも小規模の祭りがありますし、大産地では萩や美濃、あと笠間などで陶器祭りが開催される様です。それぞれ、何らかの善意を考えておられる事かと思います。

以下は個人的な感想です。

震災後、産地毎に、様々に器を被災地へ送っている様です。それ自体は、当然に素晴らしい事だろうと思います。それぞれ数千単位、窯元が参画していれば万単位で送っている可能性もあるでしょう。すると、大量の食器が送られているわけです。ちょっと過剰かもしれません。 どうでしょうか。少しづつ、状況も変わっています。確認しているのでしょうか。

そこで。「多くても、余るのは別にいいんじゃないか?」と思うかもしれません。
それは、ちょっと待って下さい。 それ、一方的な善意じゃないですか?

忘れてはならない事があるかと思います。会津本郷焼、及び相馬焼です。彼らもまた被災者です。仲間です。何らかの形で復興する必要があるわけですが、もし、我々同業者が過剰な器を送り過ぎてしまったら、彼等の復興は相当に厳しいものになります。考えてみれば分かると思いますが、およそ、一般の方が作家作品を買う数量というのは限られています。そこへ、凄まじい量の作家作品が無料で配られていく事になるのです。「需要を過剰に潰さないようにする」という繊細な気遣いが、被災された同業者への思いやりではないでしょうか。そう、彼等も被災者です。「大勢を救う」という大義で以て、同じ窯業界に居る彼等の仕事を犠牲にしてはならないのではないでしょうか。ただ用を満たすだけなら、「割れ物である陶磁器よりもプラ食器」である事は、我々も知っての行動です。こういった時は、むしろ陶磁器のような重くて割れる嗜好品は、後からでいいのです。もっと必要なものがある筈です。そういうもので現地の作家の死活問題を左右する。そんな適当な事をやってはなりません。

理想的な形としては、器を送るのではなく、日頃お世話になっている産地の窯屋に動いて頂いて、会津本郷、及び相馬焼などの作家さんの処で窯を修復、または設置して頂き、その上で、彼ら現地の作家に作って頂く事だと思います。(会津本郷の方は山手ですから、窯は大丈夫かもしれません)。粘土はおよそ、やはり瀬戸か信楽土でしょう。その辺りも全て、現地の作家に任せます。ただただ、義捐金を「復興本部」ではなく「陶磁器組合」などに送って、大量に作ってもらうのです。

遠い産地から送った陶器で、その魅力を伝える事も大事かもしれません。しかし一歩停まって現地作家の、これからの厳しい不景気を考え、行動してはどうでしょうか。彼らがいざ、と思った頃には、マスコミも手を引いているかもしれません。陶器を造る者として、壊滅的に追い込まれつつある産地を放っておくというのも、如何なものかと感じる次第です。既に会津本郷焼では販売イベントを行ったりしている様で、つまりは器を造り始めている人も居るという事です。それを掣肘する事が無いように、と思うのです。


作家や窯元も、常の技術を量産に傾ければ、相当な数量を挽き上げる事が出来ます。それに、彼等にとって、とても嬉しい仕事だと思います。会津本郷であろうと相馬の職人であろうと、一日に1人で500はこなしてくれるでしょう。一般の人がびっくりするくらい、職人の製造能力は高い。そこに必要なものは、粘土と窯。元々がすでに不景気で相当に苦労されている産地です。それを安く売るなり、寄付するなりして頂いたら好いのではないでしょうか。現地の人が頑張ってくれるのが、やはり一番の事だと思います。それが、「復興支援の本質」ではないでしょうか。既に現地の職人が動き始めている中で、膨大な器を送るより、彼等が存分に腕を奮って量産してくれる方が、東北の方々、全てにとって良いのではないでしょうか。


まぁ・・・我々はおよそ、現金の大半を器に換えてしまっています。送れるのは、器。そういう事を踏まえて、様々なGWのイベントの売上から、上記の様な事を考えてみてはどうでしょうか。もちろん、現地にも窯屋があるかもしれません。その場合はもちろん、その窯屋に義捐金を送って、その資金で窯の修復をしてもらう事が望ましい。

なかなか、私には多くの人を動かすだけの人脈も、力量もありません。窯屋、現地の作家、受け入れ先。この三つに話をつけて、という事になりますから、万全を期するとなれば非常に煩雑になる。しかし体当たり的にやって、やれない事もないのではないかと思います。例えば下記の方法です。

どうせ現地へ器を持っていくのです。ならば、チャリティなどで集めた資金を握りしめてですね、代表者が現地へ行って、会津本郷や相馬の器を買い占めて。そして、被災者の方々に無料で寄付してくる。もしくは、現地の陶工に、「無料寄付ための器を発注」して、送付先を受付センターに指定すればいいのです。「どこそのの産地代表です」なんて事は、現地の陶工さんに伝わればいい。宣伝はいらんのです。これが、被災した方々、誰もが喜ぶ支援だと思うのです。現地の陶工さんに、「寄付」という名誉も渡しておきましょうよ。

東北といえば「福島長石」。ガス窯の作家。つまり、殆ど全ての作家が、いつも東北に御世話になっているのです。日頃の恩を返すだけの事に、見返りを求める必要はありません。

また、広く「工芸」としての仲間を考えるならば、「会津漆器」があります。これも、忘れてはならないものです。割れないし、軽い。東北で「本当に必要とされている」という器を考えるなら、陶磁器よりも漆器の方が上位である事を、我々は知っているはずなのです。同じ工芸として、「会津塗」も支援しましょうよ。

豊かな生活とは。東北の方々にとって豊かな食生活とは何か。それを、「ド真剣に考えた結果」で行動したいものです。東北の人々が元気になるもの。百歩譲っても、他産地の陶磁器よりは会津漆器じゃないでしょうか。 塗りが間に合わなければ、漆器の木地でもいいのですよ。それだって充分に、被災した方々に「文化的な生活」を取り戻して頂ける筈です。器を送る目的。器が人を豊かにするという信念。しかしそれは、必ずしも貴方の陶磁器じゃなくていいんです。もちろん、私の器でなくとも好いのです。その人にとって好い器。相手の立場になる思いやり。



以上、ちょっと思った事。何を単純に考えているのか分かりませんが、今更に「器を送れ!、送れ!」という大きな声が残っている様です。そこに、違和感を感じたのです。気づいている人は、私以外にも多くいるのではないでしょうか。思いやりの充分な支援こそ、大事なものだと思うのです。私も売上がしっかり立てば・・・とは思っているのですけれど。

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論者:吉村祐

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。

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