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難航中?

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さて、すっかりと春になったわけですが。

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薪の調達が難航しております。3月はムリ。
4月中の窯焚きも、ちょっと日程が組めるかどうか怪しい。

おそらく5月になるかと思います。

国産木材になるのですが、その需要が全く冷えているらしく。
薪で使わせてもらっている端材どうこうという話にならず。

これまで、こういった事は無かったので、油断しておりました。

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まぁ他、細かいことでは水道管の破裂など。
修理自体が難しい場所でなくてありがたく。
冬の凍結で、おそらくヒビが入っていて、それが破裂。

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茶道の方では、研究会に出させて頂きました。
科目は平花月にて。先生の日頃の御指導のお蔭で無事に。

青年部でも懇親会などがあり、土日は忙しく。
今週末には長男3歳の卒園式、自治会の総会など。

まぁ、2週間後には次の保育園の入園式です。
3歳とはいえ、妹の面倒など、色々と助かっています。


とまぁ、そんな感じに。

薪で足止めをされて、またイベントやら、子供の休園やら、
また冬に体調不良で動けなかった分の、家や工房の手入れ。

色々とスッキリしない状態を抱えながらの作陶という次第です。

土堀りをする

 
さて、寒い冬も終わって春の日和がうれしい季節になりました。

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色々な伝統?文化?と呼ばれる行事も、多くは子供あってこそ。
昨今は周りを見ても、未婚の友人は珍しくも何ともないです。

世の中では「伝承」だの何だのと申しますけれど・・・
正直、私も子供が居なければ、「何の奥行きもない、御菓子や店舗の賑やか
な季節風物の1つ」として、目の前を流れていっていたのだろうと思います。

雛祭りだけでなく、今や多くのお祭りや、また正月、お盆、更にはクリスマス
など、多くのものが商業的な中に組み込まれ、本来的な祈りであるとか、祓い
であるとか、そんな精神的な部分というものが取り払われて、分かりやすい
「形式上の遊び」に移行しつつあるのは、皆さんご存知の通りでしょう。
まぁこれは、旧来より古今東西で行われる大衆化の洗礼と云いましょうか。

しかし現代は、そこから更に踏み込んでいるように感じます。
「全く関わらないままに」という人々が次第に増えてきている。
その文化行事に、そもそも「縁」が無いんですもの。

これは、伝統的な文化にとって、出会ったことのない新しい試練でしょう。
これから、生活に根差す文化において絶大な影響が出てくるだろうと思います。


例えば食器も。食事を大切に楽しむ、家族あってこそのものでありましょう。
その変化が、やがて食器でない、酒器や茶器などに波及するでしょう。
急須がない、というのは聞く話ですが、実際、もう食器なんて、1人暮らしなら、
高機能なプラスティックのものや、金属調の万能食器的なものでいい。
そういう友人の意見も、使っている姿も、見ることが出来ます。

「楽しい食事」というのは、外食。家庭のある家でも、増えています。
だから、特別な食器を、特別に予算を組んで買い集めるという、旧来の
形というものは、さて、少数になりつつあろうかと思います。どうでしょう。


「良い」とか「悪い」とか、そういう話ではありません。

そりゃまぁ、私の商売としては困るわけですけれど・・・。

歴史の流れというものは、それこそ戦争や政争など、大きな変革を伴わなければ
変わらないものだと理解しています。近視眼的に、陶芸業界の腐敗だの商業主義
だの派閥争いだの、そういうものと戦うことは無意味に近いと思っています。


流れに棹を差す。

それも1つの生き方であろうと思いますが。


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土を掘って、薪を割って、焼く。

欲しい方がいれば、その方に御譲りする。

立ちいかなくなれば、それはそれ。


それだけが、結局のところ、私に出来る事なのだと思います。

論者:吉村祐

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。

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