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危ないところでした

更新が遅くなってしまいました。遅くなったというか・・・
書くことがなかったのが正直なところ。

先週の土日は五個荘町のイベントにて青年部呈茶。

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子連れでお出かけ日和という辺りにて楽しく過ごしておりました。
この日は水屋へは入らずに御客として一服を頂戴。
 
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子連れだと諸々、長時間の滞在は難しいのでサックリとしたお出かけ。
まだ2か月も経っていないので諸々ご意見もあろうかと思いますが
特別に囲い込んた警戒態勢の環境より、自然のままにと思いつつ。

と、これまでは良かったのですが。

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その後にウッカリと足を捻挫してしまいまして・・・。杖ついてます・・・。仕事柄、上半身の筋量的には劣化はないのですが・・・脚はね・・・。まったく、油断大敵という次第でありました。幸いに器を持っていたりした状況ではなかったので、幸いといえば幸い?なのでしょうか。

右脚の足首。10年ほど前に全く同じ場所を骨折をしたことが。一年少々のサラリーマン生活をした頃の入社4日目くらいで骨折。杖をついて新人研修。研修が終わったら結婚という、全く話題性抜群の新人でした。ちなみに結婚式は神式でしたが、ギリギリ杖なしで歩けるようになっていたというもの。はい。

で、まぁヤバイと思いました。正直。しかし捻挫で収まってくれたのでありがたく。まだちょっと杖無しでは歩けないんですが、あと2日もすれば回復するでしょう。レントゲンでは骨自体が緩いとか言われましたが、まぁ知らぬ話。どれにしても全く危ないところでしたね。久しぶりの厄日だったようで、連日のガス窯焼成も、この日だけ想定外の温度上昇が発生したり、なんとも困った1日でした。

お陰様で仕事には随分と無理が付いて回って。それでも素焼きに釉掛け本焼きまで、御仕事は御仕事というもの。嫁さん始め、色々と手伝ってもらいながら仕上げて。

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なんとか試作は終了。最終的な製品製作へ。まだ足は痛むのですが、ロクロは挽けるでしょう。あとの問題は・・・岐阜へ行く予定があったのですが、あと2日の間に治れば出立したいところ。とりあえず安静にしつつロクロ挽きという辺りになります。

飴釉を作ってみた

さて、山里はすっかりと秋模様にて、気温も随分と低くなりました。動物などは日頃から屋外を走り回っていますから、なかなかに敏感ですね。昨日はイノシシと遭遇したり。秋の到来と共に感じる冬の気配。それ1つ秋の空気というものなのでしょうか。

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さて。前記事は月曜日の朝に書いたかと。

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ガス窯を焼いて、その足で明月舎へ。早朝より気持ち良いほど晴れ晴れとしていたせいでしょうか。参席される方々も早朝からのお越しであったようで、8時半過ぎに到着して第4席の席入り。溢れかえる程の客数でしたが、応じて早くから茶会も開かれたようで、滞りなく一服を頂戴した次第。いつにも増しての人気には淡交への連載もあるようで、そんな話も聞こえてきたり。いやしかし。いつもながらですが、明月舎の水屋方が務まるだけの水屋を複数組も育ててこられている師匠の育成力というのは本当にすごいもの。

道具は参席された方の楽しみもありましょうから記載せぬとして。天下第一級の棗を用いる際の道具組。これだけでも必見のものでしょうか。狸の水指も勿論に目を引くのですが、決してそれが主役というような席にはならず、浮足立つような素振りもなく。提示されたものを学ぶと同時に。かような組み合わせを自分で考えるとなれば、まず絶対に不可能ですね・・・。見えていない奥深さも多々あろうかというもの。薄茶1服の席といえば席ですが、これほどに勉強になる席はまずないでしょうね・・・。次の稽古の時にはさてこそ噂になりましょう。

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ええっと。仕事の話。結局試験焼成は失敗。釉薬の調整がうまく出来ておらず、素焼きを省略したことによる弊害も。また温度の具合も妙だったのですが、どうやらバーナーの調子も悪かった様で、諸々に弊害が重なる形になってしまって、さてこそ困ったものでした。

で、時間が無いので、3日連続での焼成へ。

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番外的な結果。今回は飴釉の調合にて、自分で調合を試してみたのですが、今一つ思い通りにならず。原因不明瞭にて速攻の解決が必要ということもあり、困った時の師匠ではありませんが、水野師に相談。なにせ鉄釉のプロですからね。どうも鉄の含有率を間違えていた様で、改めて調合比率を相談して、飴釉を再調合。釉薬の濃度調整を含めて2日連続での焼成へという流れでありました。なんとか飴釉も形になったようでホッとしつつ。まぁ正直なところ釉薬は白化粧・灰釉・鉄釉・トルコ青くらいしか調合してないので。場数がちょっと足りないんですよね。あとは中途半端な試験調合をやってみたくらい。買った釉薬を使っている作家よりはマシですが、薪窯主体による弊害です。

えっと写真。左は飴釉を薄掛けしたもので飴釉ではなく、鉄×木灰で黄瀬戸系の風合いになっています。白化粧の上から掛けているので少し変わった風合いでしょうか。右は眠らせたままだった釉薬を掛けてみての試験。窯に詰めるものがなかったので適当に入れてみたもの。長い間放っておいた灰釉ですが、調合した時はうまく焼けなかったんですけどね・・・。 灰はもちろん自分の薪窯から産出しているもので、調合の主成分になっています。

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で、肝心の飴釉。ちょっと乳濁しているのですが、まずまずいいでしょう。朝鮮唐津のように上から藁灰を二重掛けしたものではありません。珪酸がどうこうと、まぁ、化学的な話をすると馬脚が出そうなのでやめておきましょう。右写真の上と右が別調合の鉄釉。鉄の含有率が高過ぎたせいで、飴釉というより天目系の鉄釉になっています。2度目に焼いた方は、少し禾目調に変化しているので焼成面を追求しても面白そうです。目的とは外れたものの、面白そうな釉ですので、多めに釉薬調合してみてもいいかもしれません。

近々に瀬戸へ行く予定。水野先生のところへ行ってきます。
師匠の天目にも進展があったとか。

ともあれ明日は稽古なので今日はもう寝ましょうか。でわでわ。

9月前半の

さて、ようやく仕事が一段落したのでブログまで。
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例によって火をつけてからの一段落。朝までガス窯を焚いて、その足で北野天満宮名月舎にて宗道師の懸釜。今回は京都稽古場社中の方々が御水屋にて、客側にて参席させて頂きます。

ええっと・・・ここのトコロは・・・

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そうそう。宮参りを簡単に済ませました。神主さんも居ない地元の神社。大々的にされる方もまだ多いように聞くこともありますが、3人で静かに行ってきました。子供にまつわる古くからのシキタリと言いますか、様々な行事もあるようですが、しかしながら経験もなく知識もなく、また信仰も特別に篤いものを持っているものではないので、というのが実際のところ。形式順序も時に大切ではありますが、多くは子供の健康を祈願するものでしょうか。それこそ江戸時代までは乳幼児の致死率も相当な確率であったからこその祈り。

一種神社の儀式というものも、多くは「清め」「祓い」ということで、清浄な水や食物が主体であるように感じます。そういったものは、昔であれば手に入りにくいものであり、その当時の落命原因も不浄からくる悪性の菌であったり、食物の不足であったり。清めること、祓うことには実際的に生きるための効用が含まれていたのであろう事を感じるものです。子供の健康祈願も、今は諸々、水も清浄なものが簡便に手に入り、食物も火を通すに不自由なく。それ故に、色々な子育てに関して、何とかをしてはならないとか、何何をすべきであるとか、そういったマニュアルが「清め祓い」にとって代わっている様な気がします。

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ともあれ。農業は自然の産物。秋の空へと遷り行く日々でしょうか。連日に稲刈りの機械が縦横に走り回っていますね。相俟って動物も多く見かける様になりましたか。あっという間に寒い冬が到来します。茶道の稽古も、やがて炉の季節へ移行しますね。

そうそう。茶道稽古の訓話を書いていませんでした。今週の稽古では「真実」という点について。某新聞社が大きな誤報を認めた事件がありましたが、それに纏わる講話。1つの「嘘」が、どれほどに強大な影響力を持ち得ることが出来るかという現実の大事件。顧みて、自己の発する言葉の重要性、真実性をしっかりと確認すべしという訓話にて。1つの嘘も、時間を越え、歴史を越えれば、あたかも事実の如くでしたか。以前の訓話でも「三頭立ての馬車でも追いつけない」という大宗匠の御話を引き合いに出して、重ね重ね言葉の大切さを訓えられています。

しかしなかなか。真実を掴むというのは難しいですね。陶芸1つにしても、どれほどの流言や意図的なものが流されていることか。新聞の論説などは話にもならぬものが多く、テレビにしても上っ面を舐めて芸術視点で全てを評価しようとして、全く何も見えていないことが日常茶飯のもの。知れば知るほどに、世の中の情報がどれほどに薄っぺらい、中身真実の無いものであることが見えて来て、いっそ私はテレビも新聞も、また陶芸雑誌なども見ないようになったわけです。しかし、目を塞いでいるだけで、何か真実が見える様になるかと云えば、そういうものでもない。単に新聞雑誌の意見に流されなくなっただけのことでしかありません。何もしていないと云えば、その通りだったりもするわけで、真実を掴もうとすれば、禅などしっかりとした修行が必要とも聞き及びます。やはり難しいものですね。

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さておき。仕事の話に戻しましょうか。ちょっと試作品を頼まれているので、そちらの仕事をしておりました。食器の仕事。追々と紹介もしたいのですが、まだ秘密の方がよいのでしょう。釉薬も指定のある試作品でありましたので、市販のものを1つ試験で焼いてみつつ、自家調合も。自家調合の調整には時間が掛かりますから、即決で調整が合致しなければ、一時代替として市販の使用も止む無しという辺り。見ての通り鉄赤の色をしていますが、飴釉です。セトモノ祭りに行って水野先生と話をしてもよかったのですが、試作品の乾燥が遅れていたので祭り見学は中止にて。まぁ近日にちょっと行ってくるつもりはしているのですが。

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ともあれ駆け足にての試作品焼成に入っております。
とりあえずは結果を見てのお楽しみですね。

秋の気候へ

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すっかりと夏も終わりでしょうか。涼しい夜の日々、というより、寒いくらいの夜が多くなりました。

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何だかんだと毎週茶会のことを書いている様な気がするのですが、今週は青年部による「三者合同茶会」でした。前日準備に事前会議などもあり、青年部としては非常に大きな行事。県下の高校・大学に在る茶道部の学生の方々をお招きしての茶会。淡交会親支部の御後援の下で勉強をしつつ、また主体となっての茶会行事。今年は茶席を1つ、加えての盆略点前による団欒交流の席を1つ。今後青年部に加入して頂く方々。ざっと300名程でしょうか。

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少ない、少ないと言われながらに。文化というものは、確かに金銭にはならないのですが。それでも多くの学生さんが茶道に興味を持って、実際に稽古をされているというのは有難いものですね。振り返ってみても沢山の選択肢があるわけで、人気のものも多くある中からの選択。話を聞いてみるに礼儀作法を学ぼうと思っての参加が多いのかと拝察。色々な入口があって然るべきものでしょうか。私自身も、茶道自体を志したわけではなく、当初は茶道具の勉学のため、というものでありました。

道具は青年部主体にて。軸は「夜半放烏鶏」。師匠から聞いた話を思い出しつつ。

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あとは御仕事の話にて。やっとのことで刷毛目の茶碗を焼いています。先ほど5時に焚き終わって帰宅してブログを書いているのですよ。今日はこのまま、嫁さんの帰郷なので迎えに行くことになっています。

さておき刷毛目の話の続き。写真を撮っていないので再掲のもので。
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一通りのことは経験が出来たのかという辺り。技術的には粉引、つまり白泥を総胎に掛けるべきものを、刷毛でサッと塗り上げたもの。伊羅保に掛けられていたりという辺りもあるのですが、感触としては粉引の下位技術という感じのあるもの。しかし実際にやってみると、案外に刷毛目自体の苦労も多くして、ある程度の予想はしていたものの、随分と学ぶことも多かったですね。

1つには濃度管理。1つには刷毛選び。曲面に書かなければならないという辺りは誰しもが想像できるかと思うのですが、加えて土自体に吸水性が強くあるので、墨や絵具のように書くことが出来ないもの。京絵などはツルツルの上に書くので筆も比較的自在に使えるわけですが、織部や唐津、刷毛目などは別の世界。そも織部や唐津が繊細な絵柄を好まないというか、元より土に合わないということの根源を理解するには、この辺りの技術面を学ぶのが早い。京絵と織部の中間にあるのが染付で、これも土に書くわけですが、キメの細かい磁器土なので筆は比較的走り易い中間のもの。これはこれで苦労が多い。刷毛目は、まぁ云わば最もザックリとした絵付けでしょうか。まぁ絵というか一筆です。

しかし管理としては、発色の問題が釉薬濃度と密接に関わってくる点、まさに絵付けの煩雑具合でした。伸びを良くするために水分を多くすれば、確かに自在に書くことが出来る反面、濃度が低くて発色しない。白さを向上させるために濃度を高めると、刷毛目は途切れやすくなる。途切れにくいように保水量の多い刷毛を使ってみると、さて今度は刷毛目の具合がよろしくない。あちらを立てればこちらが立たず。右往左往しながらの試行錯誤という辺りでしょうか。

この濃度というのは、特に夏場などは昼に作業をするか、日が暮れて作業をするかでも変わってきます。刷毛目用の釉薬も、1日置けば水分の蒸発があるので、濃度が日々変わっていく。最終的にこれは冷蔵庫で密封保存することで解決しましたが、それでも都度都度、自分で案配を調整します。器の方も温度の高い日は吸水性が上がったり、土の細かさなども関わってくるので、伸びが変わる。ここまでが巧く行ったとしても、さて焼成。釉薬は天然物ばかりを用いているので、温度によって微細な変化をしてしまう。少しの温度差、その日の気温によって、これが刷毛目の発色に影響する始末。少し温度が高ければ白は失われてしまう。低ければ溶けきらずに煮え切らない仕上がりになる。

まぁ・・・今焼いているものが巧く焼けているかどうかはお楽しみ。
手の届く範囲では、一応の経験を活かしながらに頑張ってはみましたが。


という辺り。とりあえず息子を迎えに行ってきますか。
論者:近江の苔

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。かつて古伊賀が焼成された集落に近在。詳細はWeb・交通案内記事など。

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