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さぁて今週の

というわけで週刊日記です。

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えっと・・・今日の話から書いてしまいましょうか。今日明日と楽志庵の定例茶会。実践の場でどれだけのものを吸収出来るか、また日頃の点前稽古を披露する場でもあります。折に触れて、季節毎に同じ場所での茶会水屋。さてこそ2か月の進歩や如何に、というような意味合いもあろうかと感じる次第。今年はどうも、今現在も梅雨の頃とはいえ、ジメジメとした季節というよりは、しっとりとした清風の季節。明日に茶会へ行かれる方もあろうかと思いますので、内容は記載せず。

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仕事。茶碗の改善。刷毛目の改良については水野師から助言を頂いての実行結果。同時に全体的な品格不足を解消するために碗形を1から再構築。従来の挽き方を0にして、改めて狙い方を組みなおして。まぁ、「組み直し」とは言っても様々な茶碗の図録をひっくり返して、目指す形を「選びなおす」という辺り。文字通りの学問知識を基礎にして、その特質を踏まえてロクロを挽く。一応は「古典写し」の技術と目を磨いてきているものですが、元になる古典に関する資料というものは必要。実物も大切。いろいろな経験を動員してのもの。例にもれず、私も随分と資料を抱えています。最近は本当に好いものが載っていない限り図録も買わなくなりましたが、手本とすべき名品はやはり多く知るほどに綿密な検討が出来ますね。

金曜の稽古の際に宗道師にも講評を頂いて。「手を変えた」という辺りを一発で見抜かれる辺りは、さすがというか当然というか。幸いに品の良くなった点を誉めて頂きましたか。私としてはもう1段、透明釉の部分に改良を考えているのですが、焼成も含めての検討なので、また別途。夏辺りに、たまには瀬戸へ行ってこようかと思いつつ。

そうそう。稽古での講話は「直心是道場」について大宗匠から伺った際の話などを頂戴しましたか。稽古とは「日頃の成果を師匠に見て頂く機会」と言われてみれば、なるほど。茶道の師弟は住み込み型の「内弟子」ということは、御家元くらいなものでしょうか。およそ大半が「外弟子」です。陶芸でいえば、出来上がった作品を常から批評してもらって、指導してもらうもの。同じくと考えてみれば、なるほど稽古日というのは自宅稽古の成果を見て頂くのが、本来の弟子の在り方なのだと言われれば、誠にもっともな話。そういえば自宅で点前の稽古など、長らくやってはおらぬ不肖の弟子。気楽に稽古出来るように電熱風炉でも作ってみようかと考えています。電熱は発注したので、風炉作って穴でもあけるかねぇ。

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で、明日はちょっと陶芸教室を頼まれているので準備に掃除。まだ土の用意があります。なんだかんだと茶碗の焼成もあり、青釉の試験焼成もあり、溜まった素焼き品の処理焼成もやって、あと地元夏祭りの準備会議などにも出席して、と、夜中遅くまでという日々が続いています。


来週は青年部行事もありますので、その辺りの用意も少し思案しつつ。

そんな感じの一週間でした。

梅雨なのか、はてさて

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梅雨の頃ではありますが、涼しき風の嬉しい季節でしょうか。快晴の日々が多く、湿度も低め。雨が降りそうで降らない日々が続いている感じで、降っても一時の雨という風情でしょうか。過ごし易い日々でもありつつ、夏野菜の収穫も始まって、ジャガイモ、タマネギなど。タマネギの猿被害は、およそ半分を失ったという辺りのようです。

先週は急な葬式へ参列。嫁さんの祖母が亡くなって。義父が喪主、嫁さんはその長女ということにて、私も一応の気を使いながらに多少のお手伝いを。と言っても、昨今は葬儀屋さんがほとんど全ての仕事をされておられますか。亡くなられた祖母は、既に長年施設にて、また意識も無いような状態からの他界というものでありました。先週は泊まり込みで3日程そちらに詰めて。

とまぁ、そちらの話を長々とするのもどうかと思うので。

参列出来なかった近江神宮の献茶式が執り行われて、ありがたい事に掛花入を副席に御使用頂いたと聞き及びました。献茶式に行かれた方から「良かったよ~」というお声を何人かの方から頂戴して知った次第。献茶に臨まれた大宗匠は90の御年にして、変わらず颯爽たる御姿であったそうです。また、新しい試みとしては琵琶湖グランドホテルからの調理にての食事ということで、これも好評であったとか。また次の機会を楽しみにしたいものですね。

昨日は茶道の稽古。何故か道が空いていて30分も早く着いたのですが、水屋仕事を色々と教えて頂いて。炭のこと、灰のこと。実地の経験。まだまだ知らない事が多くあり、そういった事を見聞きして、また経験を積んでいくように改めて御叱責を頂戴しつつ。実地という事では、薄茶一服を「薄目で」という御指導にて点てさせていただいて、「申し分なし」と誉めて頂きました。日頃私が点てさせていただく事も多いのですが、初めてのこと。ちょっとした事かもしれないのですが、水屋で点てる1碗にも丁寧に点てること、手を抜かないことが身についてきたのでしょうか。

そうそう。講話にては「学」の水準について改めて。「最低限知っていなければ話にならない」という知識。例えば風炉の灰1つ、火箸1つなどの道具もそうであるし、御家元に関わる知識や礼儀なども同じく。その多くは「知っていなければならない」にも関わらず、はて参考書があるわけでもなし、講座が行われているわけでもない。人から人へと受け継がれ、伝達される知識というものでしょうか。たった1度聞いた時に、しっかりと覚えてしまう事の重要性でしょうか。「また聞けばいい」と思っている限り、永遠に覚えられない。こういった事例は多いように思います。他は師弟関係というものなどなど。

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えっと。御仕事。茶碗を改めて挽きなおし。時間の無い頃に挽いたものは、やはり不味い茶碗が多い。刷毛目の茶碗を継続しての改善作業。刷毛目の釉薬に関しては水野師からも助言を頂きつつ進める一方、茶碗自体の形にも改善を加えるべく着手しています。全体的に気品というか、格というか、そういったものが不足している感が強く、自分自身としても非常に満足度が低い。まだまだ改善すべき点が多いもの。平茶碗に近いものなので、夏までにと思って焦っていた側面もありそうです。全体にわたって改善を進行中。

改めて茶碗という形に向き合うと、常々に思うように日々の研鑽次第。茶道の点前でもそうなのですが、下手なもの、間違ったものを何百回と繰り返したところで、全く進歩などはなく、場合によっては害悪のみが残る。時に100回の稽古よりも1回の「見」の方が効果が高い。およそ日本文化と呼ばれるような類の芸道というものは、単純繰り返し作業で熟達が望めるというようなものは皆無に近いわけであるが、茶道具も同じく、単純量産作業ではない。なかなか容易な仕事ではないだけに面白いのではあるけれど、時にはそれがストレスにもなる。それにしても悩みの尽きない仕事。私は何かにつけ温厚と言われる側面もあるのだけれど、仕事に関してはまた別。時にはイライラとしてしまうことも。もちろんそれは悪循環。それが茶道具。


梅雨入りの頃

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おっと先週書いていませんでした。茶道の稽古の頃に書くようにしているんですが、稽古が先週も無かったものですから、おそらくその辺りであろうかと思いつつ。

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先週はちょっと観光にも出掛けつつ。竹生島と敦賀。最近仕事で訪れた島と街ですが、嫁さんと一緒に少しゆっくりと廻ることにして。道が混まなければそれほど時間が掛かるわけでもなく、手頃な辺り。

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カワラケ投げなども。ちょっとしたものですが、カワラケ作るのって、そこそこ面倒だと思います。型も使っているんでしょうけれど、どこかカワラケを専属的に作っておられる方がおられるのでしょう。すっかり忘れてしまいましたが、そういった仕事をされている方が居たはず。土中の鉄分があると赤味が強くなるので、この皿の原料は磁器系、もしくは半磁土という辺り。まぁ最近は脱鉄技術があるのでそういった粘土かもしれませんが、そのまま焼き上げると白く焼きあがるかと思います。その辺りにある粘土じゃなく、昔であれば相当に高価な粘土。寺社で神仏に捧げるような、磁器盃ですね。

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敦賀。以前も多少書いたので、その辺りは割愛。昨今では原発の街というか、そういったイメージが強いのでしょうか。実際、この辺りの産業としても難しいように感じます。山に囲まれて、要衝という側面はむしろ交通の便の悪さになりますね。水運関連が無くなってしまった昨今では、産業が育ちにくい。

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まぁでも。「敦賀そば」は美味しかった。
あと「ソースカツ丼」も賞味させて頂きました。

あ。あと。
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金ケ崎城の城跡より。巨大なアスファルト原料の製造工場。あまり詳しくないのですが、原油の廃棄物とコンクリートを混錬したものが、一般的な道路に敷かれているもの。日本海側の外からは全く見ることが出来ない位置にある工場ですが、背後の山が、すでに1つ2つは無くなっているかと。コンクリートの原料ってのは砂礫などで山1つ崩していくような産業。同じく陶芸産業も山1つ崩すような産業なのですが、業界規模としては圧倒的にコンクリートの方が巨大産業。陶芸というのは経済規模なる基準からすれば零細産業。山を崩すという辺りで、妙に似たような辺りに工場が存在したりします。この辺りの山も、越前系の粘土は採れるのでしょうね。

それにしても・・・見えないところでこれほどの原材料が動いているんですね・・・。


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色々と試験をしたのですが・・・それほどの成果は得られず。

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炎の環境も把握しつつ、上釉の濃度も数種類、刷毛目も濃度を変えて。また調合も少し変えてみたのですが、結果としてはそれほどの変化は見られず。なかなか思い通り、想定通りには行かないもの。この辺りは原料を固定して考えるからで、まぁ普通に陶芸家なら知っている辺りで「〇〇を入れれば簡単に出来るよ」という裏技?というようなものがあるわけで、実際にそういったものを投入すれば簡単に出来る。というか、見た感じ一般的にはそれが主流として使われるし、調合ガイドブック的なものにも当たり前のように記載されている。陶磁器が産業として大きかった頃は公的な釉薬研究所があり、その頃に釉薬は科学的に調合されるようになったわけで、研究所を擁する京都の陶芸家などはその成果を引用するだけで陶芸界に派閥を形成するほどの力量を誇ったくらいの影響力があった。

しかしまぁ・・・材料も天然原料が使われなくなり、天秤で僅かな単位まで計量する仕事になっているのが現状。それ故に陶芸家も釉薬を調合しなくなってしまったり、裏ワザ的なものが、むしろ常識として行われている。端的に云えば再現曜変天目などは原料無視で完全に科学的分析によるもので、見た目は近づけたとしても、中身は全く別物。物性としても別物。しっかりと見れば色も別物という、上っ面のものを「再現」としているのが昭和の時代で、それが今も尾を引いている。まぁ実際、現代は特に陶磁器を見る「目を持った人々」が少なくなっているので、上辺だけ装っても見抜かれることが少なくなり、もはやそれが通常のものになりつつある。弟子入りなどもせず、伝統的なものも知らず、単に書籍を勉強するだけなら、「上辺を装っている」という意識さえ持っていない。そんな陶芸家が山のように存在している。

いや、天然信仰というわけではないが。

それでもやはり、名品に本当に迫りたいという心意気で作るのであれば、合理的・経済的・省コスト・省労力などという点を優先してしまうのは難しい。まぁ単なる主義の問題。なかなか思い通りには進まないのではあるけれど、ともあれもう少し色々と思案をしてみたい。別の方面からの発想も試してみようかと思いつつ。


っと。昨日は茶道の稽古。これを書いていなかった。

1流のもの。教養。云われたことを、しっかりと実践する。真剣に受け止める。講話では「その後、聖書を読んだ者はいるか?」という問いも。そういえば以前にそんな記事を書いた覚えはありつつも。また、去年のクリスマス辺りにも「読んでないなぁ」という記事を書いた覚えがあります。つまりは「実戦出来てない」んですよね。論語などは読んだのですが、そうすると当然に「身に着けているか」という話になります。「論語読みの論語知らず」ですな。内容を心身に浸みこませないのであれば、読む価値はホトンド全く無いという辺りですから、なかなかに・・・

まぁとりあえず。手あたり次第に読むだけでは意味がないので、論語辺りをもう1度読み返してみますか。一応手の届く本棚には常駐しているんですが、時間を作らなければ手に取っていないので。


長くなるのでとりあえず。明後日には献茶式もあるのですが、
ちょっと訃報が入りましたので数日出掛けてまいります。

論者:近江の苔

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。かつて古伊賀が焼成された集落に近在。詳細はWeb・交通案内記事など。

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