キーボードを買い替えて、ようやく文章を打つのが楽になりました。

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今日は茶会の前日準備にて遠路お出かけ。県内は県内ですが、片道一時間半ほどでしょうか。途中で道具などを積み込む必要がありましたので、かれこれ朝から2時間半ほどの湖岸ドライブ。

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場所は長浜の慶雲館。ちょっと忙しくて由緒など諸々調べることが出来ていないのですが、駅前でありながら風情もあり。慶雲館自体は日本式の二階建て家屋。幕末から明治の頃に建てられた、ちょっと洋風の感じがある日本建築の形だと思うのですが、全く違ったらすいません。(と書きながら確認したら、合ってました。というか、写っている石碑に明治天皇云々と書いてありますね・・・)

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明治となれば日本文化というものが打ち捨てられていた時代ですが、見直されるようになった時代でしょうか。茶室が付属しています。庭園もきれいなもので、専用の庭師さんが毎日手入れをされていて。掃除をしながらにお話しを伺いましたが、毎日自然に触れておられるだけに含蓄がありますね。

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御席は滋賀青年部の幹部にて運営をさせて頂くもの。どなたでもお越しになれます。今日は前日準備という事で、茶室全体から外回りまでの清掃作業。外回りの仕上げは庭師さんがしてくださるそうで、通り道に出ている枝なども邪魔にならぬようにきれいに刈って下さったり。こういった庭師さんが居られるというのは大事なことですね。

あとは帰りに諸々の運動会用の買い出しを済ませながらの帰宅。ガス窯を焼こうと思ったのですが、時間的に無理をするのは避けて、とりあえず夕刻から地元の常会(月例会議)へ出席をして。

明日も7時集合と朝が早い。茶席は9時より。今日は早めに寝ることに致します。

気力次第

さて、どうも体調が悪いと思ったら、頭が痛かったり少し熱があったりと・・・おそらく風邪です。朝晩寒暖の差も大きくなり、少し冬の兆しさえ感じつつあるような。昼間の格好のままではいけませんね。記事は、どうもキーボードの反応が鈍く、文章を打つのにイライラします。安物買いというか付属品。買い替えたものが今日には着くので、ちょっと更新頻度を戻したい辺り。

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ボチボチ、収穫も進んで藁が干される季節。自宅から工房までは僅かな移動距離ですが、紅葉の兆しも出てきていますね。風邪なので少し休みつつ、しかし御仕事は進めつつ。精神論的に「気力があれば風邪なんぞ」と云いますが、経験上、あれは別に「風邪が治る」というよりは、「抑え込む」ようなものではないかと。治るまで行けばありがたいが、崩れた場合は被害も大きいですね。私も風邪を曳くときは大きく崩すことが多いです。今の処は大丈夫。

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御仕事は・・・ちょっと失策も。少し薄造りにした処、白化粧の段階で崩れてしまいました。ちょっと薄くし過ぎた様です。まぁ素焼きをすれば対策が採れます。粉引という焼物はこの辺りの要求が高く、ちょっとしたアクシデントが多く起こるわけですが、陶芸の技術の基礎というのは、創造というような側面より、むしろこういったアクシデントというか、粘土や釉薬にまつわる様々な欠陥を、「色々な思案によって臨機応変に建て直す」という面が本領だと思います。要は土の特性や扱いを熟知すること。なにせ土のプロでなければ陶芸家とは言えないと思います。

たまには余談を書きますと。

産地によっては、土の扱いを知らない陶芸家さんも居られます。有田や京都の色絵ですね。職人さんがロクロを挽くわけですが、外注することも多い。ホトンドの量産品は機械製。「あとは色絵を付けるだけ」という状態の品物から御仕事が始まるわけで、京都などはデザインのみで絵付けも職人さんが、という場合も普通に。京蒔絵なども、漆の大半が塗られた状態から仕事を始めるらしく、漆の見所本領となる「漆黒」の部分は下職人さんがやっていたりします。我々からすれば、棗を挽いた木地師さん、真塗りをした塗師さんが省かれて、作者が「蒔絵師さん」になる不思議がありますね。

一方、同じ絵付けでも、織部や唐津などの絵付けは、ロクロ主体の焼き物。いわゆる「土モノ」の産地です。まず形ありきなので、職人さんがロクロを挽かないことには始まらない。瀬戸や美濃の昔からのものは、今でもそうですね。ロクロを挽いて、絵付けもやる。文字通りの作品が多い。もちろん市場のものは機械量産品がほとんどですが・・・。

なので、土の勉強が出来るのは結局「土モノ」の産地。器というのは「ナリコロヨウス」などと云いますが、ナリ(形)・コロ(頃合い)ヨウス(景色)と云うように、ナリ(形)が主体。京都のものは主従が逆転して、ヨウス(景色)を主体にしてしまって、絵付けをしやすくする為にコロ(形)を犠牲にする側面が強いのが欠点だったりします。 その点、大亀老師が指導された窯では京都でも土の仕事に工夫があり、ほかの京焼とは一味違ったり。ちょっとしたことですが、偉大さを感じる点ですね。

ナリ(形)を見るには、ある程度の勉強も必要なので。大衆向けというか、もう普通に作家ものでも、昨今は売上先行のためにナリを犠牲にすることが多いですね。薄造りというのも基本的にはナリ(形)を犠牲にして成立する場合が多いのが典型。それだけに、薄造りとナリ(形)の両立というのは手間というか、悩みが多いです。「軽いだけでナリが悪い」というものは、本当に昨今、作家ものにも多く見られる傾向で、見えない処に手を掛けてきた日本文化を変えてしまう、よくない品物なのです。


と、これくらいにして。

納期には一応間に合う算段なので。ギリギリまで品質を高めたい辺りです。

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運動会

今日も好い天気。少し体調が悪かったのでようやくに起きだして。季節の変わり目でしょうか。
これから釉薬を掛けてガス窯を焼こうかと思っています。

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昨日は小学校の運動会というコトで。ウチはまだ子供が居ないので、まぁ懐かしいものだと思いながら。観戦しつつ出場種目もあり、飲料の不足補充から、終了後の直会酒席まで。片づけもなかなか一苦労でした。

う~んと。頭が動いていないのか、ちょっと書く内容が出てこないので。
祝日ということもあり、行ってみようかと思っていた茶会も在ったのですがキャンセル。

とりあえず仕事へ行ってきます。

好日に

色々と忙しくして居る中、ついつい更新が滞っております。

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工房で仕事をしていると蚊がどうにも。夏も終わりに近づいて、月が綺麗な季節。我々も過ごしやすくなりましたが、同じく蚊にしても干上がることの無い季節ですね。陶器だと蚊遣りなどブタでよく知られるものがありますが、正直工房などでは土に挿すのが一番だったりします。カトリの途中で中断したり、折れたりしても全く問題なく使えて、コレ便利なんですよ。

・・・という話はさておいて。茶の稽古もありましたが、今週は目下のところ・・・・

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地元の運動会「その1」です。小学校の運動会の応援。来月には区民運動会なのですが、明日はこちら。なにせ全校生徒30人という様な学校ですから、テントにせよ諸々の準備にせよ、地元の者が協力しない事にはどうにもならないという辺り。グランドの草刈さえ、というような辺りです。昔は大人数であったそうで、面積は広いんですよ。そしてやはり田舎らしく、山の中腹に建っています。

んで、昨日は茶道稽古から買い出しなどに走り、今日も朝から。午後からは作業、夕刻からは会議にて、それぞれ飲食やら資料やらの準備がついて、会議の後は酒席という運び。明日も早朝からの準備で、競技にも出るし、景品を配布したり色々。全部が終了して後片付けまでキッチリとお仕事が。もちろん全部ボランティアですが・・・ 今年はそういう役を頂戴しているので、はい。

というわけで、ともあれ簡単に更新記事まで。

陶芸の仕事の方も忙しいですが、それはまた今度に。

セトモノ祭り

さて。台風一過。関西を中心に随分といろいろな被害が出ています。ともあれ過ぎ去ってくれて何よりという辺りでしょうか。自然災害だけは古来なかなか難しい。稲作収穫の頃の台風は、今も、昔も。

連休はセトモノ祭りでした。
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茶道の稽古。まぁそちらの話も書くと長くなるのですが、一応本業のことなので今日はセトモノ祭りの記事を。稽古はしっかりと朝から3時頃まで付けて頂いて、掃除もしっかりと行ってからの出立という辺り。

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例年の如く美濃窯元の同期にお世話になって。全自動のロクロマシーンから巨大ガス窯、最新鋭の電子レンジ窯まで使う大きな量産窯元。すっかりと陶芸家というよりは経営者さんになりつつある同期です。

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一泊して、翌朝から設営・販売。場所はこれまで設置例の無かった程に駅から距離があり、随分と危ぶまれたというか、まったく絶望的かに思われましたが、思っていたよりは何とか。「セト焼きそば」という、最近火を付けようとしている(?)、まぁ・・・期待しなければそこそこ楽しめる独特の焼きそばが昔からあるのですが、そちらの店が出ておりまして、その宣伝の恩恵という辺り。

今年も6人での出店。そろそろと品物も色が付いて、それぞれに方向性が感じられるもの。訓練校出たばかりの頃は、どうにもちょっと似通ったりしていたものですが、追々と離れているというか、性格がより濃く反映されてきているというか。

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まぁ・・・。我々はこんな感じです。場所が完全な端という事で、休憩所のスペースがありました。
初日は水野先生、翌日は同期が駐在して、よい休憩所となっておりました。花火もよく見える場所。
結局、昼は店裏で酒盛り、夜は同期の寿司屋さんで酒盛りというような・・・。

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あっという間の二日間。2日目は台風のため17時切り上げ。
いつもの中華飯店で食事をしつつ、来年の策を練りつつ。

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寸での処で、新名神の通行止めを回避。以前これで四日市で一泊させられた事がありましたが、それよりも酷い道路状況。鈴鹿を超えて土山SAで休息したのですが、後続車がほとんど無かったので、おそらくは本当にギリギリだったのかもしれません。ガソリンを入れるだけで全身ずぶ濡れという状態でした。実際甲賀市の一部には避難勧告が出ていましたね。

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昨日はまだ少し風雨が残っていましたが、今日には台風一過。

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平常運転。素焼きにロクロ。ちょっと急ぎつつ、仕上げていこうと思います。

同期の皆さま、お疲れ様でした。
そして御買い上げ、誠に有難うございました。

明日から!

準備準備で記事の更新が出来ていませんでした。本日出立。

土・日の二日間、せともの祭りです。
http://www.setocci.or.jp/setomonomatsuri/

下の方に出店MAPがありまして、
http://www.setocci.or.jp/setomonomatsuri/pdf/2013tenpomap.pdf

今年の場所は224番「柏楽」です。例年通り同期生6人での共同出店です。

地図の「一番左端」という「終点」です。ちょっと御客さんは少ない場所ですね。
まぁ目当てとして行くには分かり易いかも。「瀬戸焼きそば」の前。


御品はタタラの刷毛目皿、あとはグイノミかな。出店料が取れれば、という構成です。
集客力は日本最大の陶器市。廉売市と銘打つだけあって、安いです。
メインは業者さんのB品販売ですが、若手作家もそれぞれの作品を持って並んでます。
そういった混在振りが、ゴチャゴチャっとした瀬戸の街らしい陶器市。

宜しければお出かけ下さい。

手間取り

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新しいPCに少し慣れてきました。画像の処理ソフトなども入れたので記事更新を。PCというより、キーボードの押し具合が少し悪いので、そちらに馴れるというあたりでしょうか。Windows8に関しては、当初こそ戸惑ったものの、それほど使い具合に不満はないかなぁ、という辺りです。あと最近のモニターは画面が広い。Webサイトの再構築で足止めになったのが、この辺り。昨今の方々がどんな環境で見ているのか分からないので困っていたのですよ。やはり随分と変わっていますね。

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ここ2日程は好天にてありがたく。乾燥を急いでいる仕事があるので、なかなか気忙しく乾燥を進めています。外に出したり中に入れたり、扇風機を掛けたり。基本的なことですが、陶芸の製品作りで一番手間というか、基本となるのが乾燥の扱い・水分量の扱いです。その日その日の気候条件などに合わせて乾燥を進めるのが最も大事。頃合いの時に削り仕事をするわけですが、乾燥の程度によって良い削りが出来るかどうかが変わってくるので、特に茶碗などは最も気を使って、乾燥具合を調整する必要があります。単に乾かすだけの工程ではありませんので・・・

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ちょっとの失策で色々な不具合が生じます。陶芸の製作工程に於ける破損は、すべからく水分量の扱いによるものです。例えば直射日光や風を使っての急速乾燥は確実に全破損につながります。何かマスコミのせいで陶芸は「炎」の仕事だと思われているのですが、日々の仕事というのはむしろ「水」の仕事の方が多いのです。

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まぁそんな話はさておいて。週末にセトモノ祭りなので、やっと?焼いています。昨日も焼いて2窯分。刷毛目のタタラ皿です。まだ試作的な色が強いので、ともかく売ってみようかという辺り。来場者数が多いので、反応を見るにはなかなか良い場所です。

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合間、合間で地元の体育協会役員の御仕事。会議2回に今日はグランドの除草剤散布。さすが農業地ということもあり、トラクターで散布して頂いて。グラウンドも使われていなければ草が生えるもの。ちょっとした丘の上なのですが、昔は牧草を育てていたそうです。子供の少ない地域ですから、なかなか利用が少ないのが現実なのですよ。

と、そんな辺り。新しいキーボードで文章を打つのは疲れますね。使いやすいものに買い替えたほうが良いのかもしれないなぁ、と思いながらに、今日の日記まで。

一息欲しい

さて、少し更新に間が空きました。実はPCを新調。どうにもノートPCの調子が悪くなって来ていて、急に画面が暗転したり、デジカメの画像の保存容量が全く確保出来なくなってきていたりしていたので、頃合いという事で更新。まぁ「誕生日ですから」などと言っておきましょう。

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最近は長逗留の百貨店営業仕事も断っているので、持ち歩く必要が無くなりました。今少しネットの接続環境が整っていないので、どっち付かずの状態です。

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御仕事。ちょっと前になりますが。刷毛目。一応、最低限ながら刷毛目として納得の得られる辺りまで進められる事が出来て、少しホッとしています。先日の稽古日にて、少し何点か改善点を指導して頂いたので、今週はそれをこなしつつ進めたいと思っています。

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そうそう。単衣の季節へ。9月の初稽古には新しい単衣を。ありがたい事に、師匠に仕立てて頂いたもの。「茶会にて点前をするからには、普通の寸法ではダメ」という事で、寸法をかなり細かく手直しして頂いたもの。今後はこれを基準にして仕立てて頂く基準になります。一応、こちらは稽古用として頂戴したものではありますが、着心地はもちろんですが、点前をしても乱れが少なく、裾も丁度良く。自分で着て鏡で見ただけでも「あぁ、これは違う」と分る寸法。ちょっとの事で違う。もちろん、これまでも茶道用の着物を仕立てて居られる方に依頼して作って頂いていたものですが、かなり違います。師匠から頂くというだけでも有難いものですが、着物の事まで勉強の廻らないものですから、本当に有難く、また勉強になりました。知らなければいつまでも知らぬままでしたからね。

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ええっと。菓子鉢。忙しく作っております。今少し形や大きさを調整中。
同時に素焼きも行ったり、釉薬を調整したり、色々と同時進行。土も2種。

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あとは薪窯方面。最近は親が薪の準備をしてくれていて、本当に助かって居ます。いつの間にかプロ並みに早い・・・・。先日に写真を載せた・・・材木が、あっという間の2日間程で薪になっています。薪を追加して7日焼成にするのも・・・などと考えながら。もう少し余裕が欲しそうな薪の在庫量かと考えつつ。

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で、今日の焼成。さっき終わりました。セトモノ祭りに出店するための品物をガス窯焼成。ちょっとまだ粗削りなので廉価販売には頃合いになろうかと思います。

ちなみに地元の地区運動会が・・・二週間後。その選手選考会議も並行して出席。途中ガス窯を見に抜けたりしながらに0時頃までの会議。夏祭りの会計決算もありましたので、今日はその計算にも追われつつ、また会議の飲食準備もありつつ、ちなみに明日も朝から運動会のための作業駆り出しがあります・・・。

とまぁ。忙しいながらに、一応見失うことなく作業をこなせているのは有難い。
少し更新が遅れ気味ですが、宜しゅうにお願い申し上げます。


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ここ数日は雨続き。大雨に雷。空が遠くまで見えるので雷を目撃する事も。動きの激しい雲の様子を見ていると、本当に目まぐるしく動いていく。雲も上層に一枚、中層に一枚などなど色々な形が在って、如何にも「壮大」という言葉の通りの姿。自然の演出というものは無作為にして変幻自在。曇天が晴れぬままに続くのは勘弁願いたいが、季節の変わり目の雲は、どうに全く飽きる事の無い景色。
 
と、云っても。風が強いので工房の窓を開ければ「風切れ」(風による表面の先行乾燥で割れること)が起きるし、閉めていれば湿度が高いのでほとんど乾かない。今日はさすがに強風大雨に雷雨という天候でしたので、締め切っての仕事。といっても、窯は外。なるべく焼成に過分な影響が出ない様、遅い時間から焚いています。(現在も焼成中。)

今日は茶碗など挽いていました。久しぶりに井戸型も挽いたのですが、フト昔の事を思い出して。井戸型に挑み始めた頃の話ですが、水野師からバッサリ「外ばっかり見て挽いてるやろ?」と。折好く居合わせたもう1人の陶芸家さんも「そやな、これは外ばっかり見てる形や」、と。まぁ正直困っても居たのですが、「茶碗というのは内側が出来れば、自然と外側も出来て来る。だから挽く時は茶碗の内側を完成させにゃぁ話にならん」と、そんな話でありました。

今にして思うと、修養にも繋がる深い言葉でもありますね。実際、茶碗を挽くに当たっては内側が全てです。内側が変われば、外側も変わってくる。内側が出来ていなければ、外側も情けないもの。いざよし、外側だけを無理に作ると、わけもわからぬ重い茶碗になったり、どうもしっくり来ないものが出来て来る事が多いもの。茶道でも拝見の時、時に外側の景色というか、色絵というか、そればかり気にする方も居られますが、やはり巧手の方々、格の高い茶会などの正客さんは、(もちろん御茶を見てからですが)内側から拝見される様に見受けられます。

あとは見込みですね。まぁ、この辺りは私の見込みがあるのか無いのか分りませんが、出来る限りで良いものを作って行きたいものです。

9月

気分忙しい間に9月。信楽焼祭りの説明会などもありましたが、9月はセトモノ祭り、10月は信楽焼祭りです。まぁいつも通り前日くらいにバタバタと用意をして出掛けるだろうかと思いますが。顔見せの様なものですから、今年は軽装で行こうかな、などと考えつつ。

とりあえず素焼きをして釉薬を掛けて、ロクロを挽いて。焼成まで軌道に乗せたかったのですが、生憎と昨日は豪雨。今日も天候不良。乾燥速度が一挙に低下してくれた御蔭で、釉薬調整も不良、粘土の固さ調節も微妙。削り仕事の時間も遅延気味というわけで、とかく仕事の速度が一挙に遅くなりました。おそらく先日までの急激乾燥は湿度不足だったのでしょうね。今は逆に湿度もあり、気温も日照が無いので落ち着いた秋の気候。一夜にしてすっかりと環境が変わった状態です。

というわけで。仕事があるような、ないような。

1つ動けば、というより、天候次第で一挙に動く状態。日程の目途は立っているので、なるべく前倒しを想いつつ、なかなか想ったようには運ばない。そういった中で、気がつけば九月という辺り。気がつけば歳を取る頃合いです。年齢相応に、1つ1つ、しっかりとした仕事の品を作りたいものだと思いながら、まだまだ勢いに任せている部分もあるなぁ、などと、よく分らない事を考えたりしていました。

論者:近江の苔

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。かつて古伊賀が焼成された集落に近在。詳細はWeb・交通案内記事など。

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