深謝。

今年もすっかりと暮れました。明日は出掛けてしまうので、更新としてはこれが今年の締めくくりと相成ります。なかなか、昨日は地元の大掃除などもあり忘年会などもありましたが、何か今一つ年末という感が薄くていけません。もう少し外出などすればまた違うのでしょうか。淡々としたままに正月を迎えそうな感があります。

一年間。年初の正月頃はどうしていたものかと日記を思い返してみるに、50周年行事のこと、窯焚きの回数を減らして鋭意を込めて窯を焚くという方針、食器類への拡充という辺りを上げていたようですが、一応にその通りの結果であろうかと思います。

ただ、仕事の内容としては方針の通りでありますが、その仕事を通じての自己の鍛練といいますか。やはり去年時分の事ですが、自らの未熟であったことを想うばかりです。茶碗作りにしても同じこと。数か月ではありましたが、随分な成長が在ったかに思いますし、茶道、茶道という日々を過ごしている間に、以前よりは少し、そういった感覚で作品を作ることが出来るようになったような気が致します。

そういった中で。新しく窯出しした作品もそうですが、まだまだ練磨の余地が大きく、さてどこまで行けば人にお見せ出来る様なものが出来ようか、という感覚が常にありまして、これまでの様に窯出しした作品の写真を撮って披露、という辺りにも、以前の様な情熱を持てずに居ます。実際、来年もまた作品が良くなっていくであろうことを想いたいわけですが、さてどこまで行けるものかと思いつつ、しかし少しづつでも進みたいものであります。

何が大きく影響するのか、という事を考えてみるのですが、やはり私が陶芸を始めるに当たって、尊敬されるべき陶芸家の方々から助言を頂いた原点のままに。技術はどこかで行き詰る。発想も同じ。人間性を高めて行くことを度外視していれば、必ず技術も発想も活かしきれないままに終わるという辺りの思想。

今年は御家元からも御助言頂きました。誠に有難い限りのこと。まずは作ってみる。思いのままに作ってみる。そして無駄なものをどんどん落して行く。家元を尊敬されている宗道先生からも、無駄な点を色々と指摘頂きながらに作品を練磨してきたわけですが、ここまで進んできてようやく、なるほど最初から侘びの風情を目指していても無理な話であったことを想います。早急に結論結果を急ぐ昨今ですが、何事も順序を追ってということは大切なのですね。

そんなわけで。来年も是非、淡々と歩みを進めて参りたく。きっとそれが、一番の早道、いわゆる王道というものでしょうか。自らの作品を楽しみにしつつ、新しい年を迎えたく思っております。


でわでわ、皆さまもよい年を御迎え下さりませ。
今年一年、誠にありがとうございました。

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年の瀬の

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昨日・今日と御客様でありました。そろそろと大掃除などされている頃会いでしょうか。あまり部屋に物が少ないと掃除するものもないわけで、日頃の整理も大切なものかと思いつつ。いやしかし作品の整理だけはなかなか進まずにおります。

写真のものは舟板の古材を用いた垂發。注文をさせていただいたものは別途あるので、こちらは気軽に使わせて頂こうかと思っているもの。大きさもそれほど大きなものではありません。昨日の御客様はこちらの製作主。今は木造船というものもありませんから、見るとすれば流木の風情でしょうか。なかなか寺院などを見ての様に、水の風化と自然風化では違うようで、古い寺院などは長い年月を経てもしっかりしたものが多い様に思います。

歳月を経たものの魅力というもの。焼物でも古いものには何か別種の魅力が備わっていますね。私自身の作品でも、窯出しから一ヶ月の間は、時に別物と思えるほどに変化するものもあり。また戦力外として庭に置いたままにしておいたものが、これも妙に魅力を持ってきたりすることがあります。今回のものなどは艶多くして。古伊賀宜しく、少し風化させたくらいの方が良いのであろうことは思いつつ、凍結による破損というものもありますから、それなりに準備が必要な辺りです。

もちろん、時代を経れば必ず魅力を増すというわけでも無い様で。磁器などはそれほど変化もありませんし、また一般に市販されている機械生産の量産品などは、不思議とその大半が、歳月と共に魅力を失って小汚くなってしまう場合が多いもので、外観としても長期間の鑑賞に堪えるものは少なく、時代を超えるような名品の気配が全くありません。なかなかこれも不思議なものであります。

そろそろ一年を総括してみようかと思いつつ。年の瀬を過ごしております。

年末

連日寒い日が続いていますね。この気温ではロクロ仕事も全て凍結してしまうので年賀状などをようやくに。もう少し色々としたい事もあるのですが、なかなか手を付けられていません。

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そうそう。ケーキを作ったりもしたのですが。もちろん1人で作ったわけではなく嫁さんの手伝いで。意外にというか当然と云うか、こういった菓子というものも様々な職人的な技術が要求されるものなのですね。まぁ色々な機械、ミキサーなど人力の補助道具があるにせよ、例えば撹拌というものは土練りの逆で細かい空気・気泡を入れて行く作業でしょうか。抹茶を点てるにしても細かい泡を点てますね。細かい泡沫を作るにはどうすればいいのかって考えると、色々と思案をしてしまいたくなりますし、生クリームにせよ、硬さはもちろん、ヘラで塗って行こうと思えばヘラの扱い、ちょっと漆の仕事みたいに角度を使いこなすと、これもなかなか面白いです。ちょっとクリームが固く立ててしまったので、感触としてはトノコを混ぜた漆を塗っている様な感じ。やはり角を綺麗にするのが難しい。最後に少し柔らかいクリームで覆えば綺麗に仕上げが出来るであろう辺りなど、全く同じ感覚ですね。

と、一日遅れでそんな事をしておりました。雪が少しだけ積もっています。

くりすます

さて、世間ではクリスマスというものであるそうですが。至って普通の平日を過ごしております。

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昨日は僅かに積雪も。積もる雪が降って来ていたのですが、早めに降り止んだのでありがたく。ススキが光ってるなぁと思ってみれば、なるほど雪を積んで光っていたようで、なかなかこれも風情のある景色でありました。秋のススキも銀色に光りますが、それに近い景色でしょうか。

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あとは山仕事。少しだけ草を刈り取って、斜面を均して平地を作って。鍬(クワ)とスコップの御仕事。竹も少し切り倒して、三年経った椎茸のホダ木置き場を再整理。当初作って置いた木組が腐ってしまっていたので、場所も広くして再整備という辺りでした。

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ボチボチと綺麗に。山に入るための階段も整備する予定です。


今日は水道工事の方が来ていて、ただいま施工中。リフォーム時点、つまり入居時点から色々と怪しかったんですが、やはり排水管が根本的に施工ミスをしていて、排水機能がほぼ壊滅的という辺り。思い切って業者さんに調査を依頼してみると、まぁ見事に酷い工事が為されていたわけで、リフォーム中にそういえば水道業者さんが怒っていたんですな。「こんな配管じゃすぐにダメになる」って。まさかに工事からして間違っていたとわ。

ともあれ。なんとか補修を御願いしたい辺り。とりあえずコンクリ割って、地面掘ってもらっているというクリスマスで御座います。

さてさて

世間はすっかりとクリスマスというものでしょうか。なかなか、田舎では時折に電灯装飾をやっている家を見るくらいで、何か街中のように商戦が行われているわけでもなく、特にそういった風情を感じる事もなく。ただただ寒いので、灯油が次々と消費されていくという辺りです。

ここ数日は仕事も進まず。作品の写真を撮るといいながら忘れて居りましたか。嫁さんの誕生日などもありましたので、ちょtっと馳走を作ったり買物へ行ったり、色々としておりました。あとは・・・年賀状ですな。そろそろやらねばなりません。「年始めの祝挨拶状」という事で。最近は随分とくだけた年賀状も多いわけですが、なかなか難しいものですね。友人なども年々とメールなどに切り替わったり、まあやはりサラリーマンなどは仕事も忙しいようで、年末もほとんど休みがないという人も多いようです。

ってぇ、そんな世間話はいいか。

なかなか仕事が出来ていないのですが。刷毛目の茶碗を思案しつつ。まぁとりあえず作ってみることなのですが、土造りからの御仕事。う~ん、冬の土仕事は冷たいんですよ~。とか言ってられませんな。クリスマスも土仕事。いや昨日とか暇に遊んでたわけで、日記に書く事が無かったわけですが。ボチボチと仕事に戻りたいと思っております。

稽古仕舞い

今日は稽古仕舞い。一年間有難うございました。振返ってみるといつも驚くのですが、一年前の自分をブログの記事などで振返ってみると、様々稚拙であった側面を思い出します。きっと来年もまた、同じことを感じるのでしょうか。年月は速いものですが、実際にそれだけの歳月は経っているのですね。

今年最後の講話にては礼儀の話。礼に始まり、礼に終わるという辺りでしょうか。言葉自体は誰もが知っているし、礼儀が大切なものであることは言うまでも無いのですが、茶道を始めてより思い返してみると、あらゆる実践に礼儀というものが底通しているように感じます。特に最近になってからは特にそれを感じつつ。侘びという概念も、聞くならく一種の礼儀のような側面を想います。訓えて頂いた内容を踏襲しようと思ってみれば、必ず礼儀に始まって、礼儀に突き当たるような感触を思う様になりましたか。

掃除も1つ。先生の御所用にて存分に清掃が届かなかったのは残念でありましたが、一年間御世話になった稽古場への礼儀という心があればこそ、皆で意欲的に清掃を行う運びとなったものでありましょうか。突き詰めれば突き詰める程、そういった礼を重んじる心が大切なのだなぁ、と。


今年もあと10日程。僅かではありますが大切に過ごしたいものであります。

舟板

さて、数日ゆっくりとさせて頂きましたか。ここ数日は特段に仕事もせずに過ごしておりました。

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今日は朝から御出掛け。外へ出てみると雪が僅かに積もっておりました。気温の低い日が続きますか。窯焚きの頃から雪が降る事もありましたが、積もった事はなく。僅かながらに積もったのは今冬の初ではないかと思います。

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出掛けた先は大津。舟板を用いて花入れを掛ける垂發などを製作されている釜屋さんの御自宅へ。長年用いられ、水に磨り減らされた舟板の姿。そのもの自体が持つ、自然なる風化美をそのままに活かして製作する事を身上として居られる御方。釘ももちろん古いもの。現在は木製そのままの舟というものも僅か。補修に補修を重ねるようなこともなく、折れ釘で止めることもなく。多くは鉄板溶接にモーターを載せたものですね。

それにしても見事な景色。自然釉も同じくですが、自然による加工物というものは誠に大したもので、我々のような人間では、いかなる芸術家などと呼ばれようとも、全く腕の及ぶものでは到底あり得ません。材木の木目1つを取ってみても見事なものではありませんか。そこに水による風化の加わった物が舟板。自然釉は炎の加工物ですね。何にせよ大したもの。そうそう。舟板は「風雨に耐える」として縁起も良いとか。祝い事にもよく用いられるそうであります。

知り合いましたのは信楽の陶器祭り。出店されている処を拝見させて頂いて、是非にと、作品を見て頂いて、それに合う垂發を選んで頂いて。なかなか、この辺りでも思想の一致する辺りにて。水のもの、炎のものという違いはありますが、自然美を活かすという点では全く同じ考え方でしょうか。

ともあれ。二回目の打ち合わせにてようやく釘を打つ場所を決めて頂いて。年内には頂戴出来るそうです。楽しみ楽しみ。垂發の他にも結界など作られておられます。機会があれば是非、青年部でも訪問させて頂こうかと画策中です。

作った物は

さて、昨日は窯出しをした作品を持って稽古場へ。いつもながらに御指導を頂いて。

今回は少しく艶の多い仕上がり。最終日の焚き上げ時の気温もかなり低かったこともあるのでしょうけれど、予想よりも艶の多い自然釉として上がりました。主たる作品の写真は追々と。

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一般に薪窯で艶のある焼き方をする人は多くありません。現代では特に一般に焦げ系の方が好まれる辺り。しかし当然ながらに古伊賀は艶のあるビードロを用いたものでありますから、写しモノとして制作、また本当に実物を見ての倣作をしているならば、こちらの道を採らざるを得ないわけです。もちろん、古伊賀であれば時代による風合いの風化もあるわけで、焦げの強いものもあります。

この艶というのは、焚き上げ後の冷却速度に関係します。昔の窯焚きでは窯に蓋をする道具が無かったわけです。鉄くらいではあっという間に溶けてしまいます。土とか岩を使わないと蓋が出来ないわけですが、基本的に冷却が早い。昨今趣味の窯焚きでは完全密閉なども多いわけですが、そういった手法はまったく現代的なものであり、古伊賀や古信楽に思いを馳せたものであるとは、さほど感じないわけです。

その辺りの匙加減。今回は少しく冷却が早く、予想よりも艶多くして。やはりその辺りの御指摘を頂きましたか。色の上がり自体ははまずまず。特に火床の中核作品は佳い上がりであったかと思います。冷却の匙加減少々。窯焚きは最後まで気の抜けない御仕事、また探求の深い御仕事です。


ともあれ。昨日は朝方まで作品の磨きあげを行っていたのですが。ずっと作り続けている寿老人にしても、随分と良くなっています。同じ形なのですよ。しかしながら、少しづつ、少しづつ好くなっているので、一年前の作品にしても悪い点がホント色々と見えてしまいます。その時々では納得するものを作っていた筈です。といって、では寿老人の写しを100個作ったりするような仕事もしていません。作り直したとしても2回程度でしょうか。ではその間に何があって上手くなったのかと云えば、土を形作る道具である自分自身が変わっただけ。見ている図録が新しくなったわけでもないので、そういった茫洋とした中での上達。

一度、ホームページにせよ作品の写真なども整理したいと思いつつ。

追々と冬の仕事を進めて参ります。

御稽古

気がつけば師走も半ば。寒いわけで、稽古には5時半に起床、風呂入って着物を纏い、7時頃に出立という辺り。朝は霜が降りて真っ白です。草木は水分を持っているので都会とは少々景色が違います。車の窓ガラスはもちろん凍っておりまして、湯を掛けておいたのですが、着替えをしている僅か10分ほどの間に再凍結。そんな季節であります。

今年の稽古も次回を残すのみ。時節の流れは早いですね。

今日の講話は教訓というものの扱い。色々な逸話から得られる教訓を、素直に実行すること。凡人なればこその努力。そういった話でありましたか。実際なかなか。焼物は薪で焼いた方が風合いが良く、土は原土をそのまま活かした方が味が出る。誰でもが知っている、たったこれだけの話でさえ、昨今陶芸家と呼ばれる人々の1%も実行出来ていないわけです。分っていても実行出来ないことというのは非常に奥が深いものだと、改めて感じるものでありましたか。

情報過多というのもよくないのでしょうか。色々な情報があるだけに、知識だけで満足してしまって。例えば仏陀にせよ、孔子の論語にせよ。その言葉は随分と平和に満ちたもので、奥が深く、実行するに高い価値を有していることは云うまでも在りませんが、こういった点、むしろ昔の人の方が素直に実行・実践していたのではないかと思うのは私だけでしょうか。いやもちろん、私が実践出来ているかといえば恥ずかしい限りの話であります。茶花1つにしても、なかなか育てきれないし、名前も覚えられないわけで、なんともはや凡人ここに極まれりという辺り。どうもいけません。

月日の過ぎ去りしは速く。グズグズ云わずに実践したいものであります。


それにしても今し方まで宅配便さんが配達。昨今の師走で一番忙しいのは運送会社さんかもしれませんね。皆さまも忙しい中、体調、また積雪や凍結など事故にもお気をつけの程を。元気で新年を迎えたいものであります。

御祝い

さて、今日は自宅にて祖父の米寿祝い、併せて牧場で御世話になっている伯父の喜寿にて御祝いの食事会と相成りました。御二人とも、まだまだ達者で居られます。最近は時期的に例年通りに注連縄を製作されたり。ちゃんとした所へ納めておられるのですよ。

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食事は弁当を取りつつ。親父が作ったビアマグ、昨日窯出ししたものですが、そちらを使っての乾杯からに始まって。火鉢を囲んで終日の座談会が行われておりました。もちろん私も抹茶なども点てさせて頂いて。

末長くお元気にされて頂きたいものであります。

窯出し

少々来客続き。昨日は祖母が訪ねてきてくれて、今日は親族の会合と4日連続。

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そんな合間に窯出しを行いました。まだ僅かに暖かさの残る器。結果としてはまず、いつも通りのビードロ伊賀という辺りです。焦げは元より狙っていない焼き方。景色の派手な側面を持つ半面、その華やかさを形の面で抑えて行くという辺り。

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ぐい呑み、表裏。ちょっと鉄分多めですね。一応意識はしていたのですが、思っていたよりも多かったようで、緑に黄味を帯びた感じのものが多く。ただ花入など中核部分はまずまずの結果を得ることが出来ましたか。追々と写真を撮ってくる予定ではありますが。

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同ぐい呑みの見込み。鉄分が浮き出ています。還元で引き出されてきたのか、それとも土が一部釉薬化する一歩手前だったのか。これまでにない、ちょっと独特の変わった風合いです。前面だけみると何ですが、グルっと全体を見ると景色には変化が感じられます。

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で、昨日は庭掃除をして落穂焚き。芋を焼きました。栗の葉が沢山落ちて。「木々が枯れ果てて、その葉を落とした姿こそ本当の木の姿」と師匠にも教わりましたが、焼物もまた同じく。伊賀などは焼成の景色に目を奪われがちですが、しっかりと「本来の姿」である形を高めて行かなければなりません。


追々と、まずは無事に今回の窯を終えて。

ありがとうございました。

御来訪

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昨日・今日と御来客。今日は寒かったですね。ストーブに炭、灯油ファンヒーターを付けていたのですが、それでも冷気を感じるような日でありましたか。今日は雪の中からの御来訪。京都でも三千院など雪が降ったらしいですね。様々、積もる話からホント色々な話をしつつ楽しい一時を過ごさせて頂きましてありがとうございました。

ちょっと変わった御仕事?御仕事・・・になるのかな。


また追々と話が進めば内容も書こうかと思います。気付けば師走も三分の一が過ぎてしまいました。寒い寒いと云っていると、なかなか出来るものが出来て来ないままに日が過ぎてしまいますね。

大寒

いやぁ、今日は朝から寒いですね。降雪の予報などもありましたが降雪なし。しかし実際いつもと較べてもかなり寒いもの。先程に托鉢さんがお見えになられましたが、誠にありがたいものです。

昨日は青年部の会議にて街中までお出掛けしておりました。世の中ではクリスマスの飾りで冬の到来を感じるのですね。百貨店の店員さんなども左様な装束を身に纏っておられましたか。四季の感じ方も場所によって様々であるなぁ、と感じました。(え?もう随分前からクリスマス仕様だって?)

淡交会滋賀支部青年部。来年より三青年部が1つになるという事で。様々な企画も行われて。幹事の1人として参加させて頂く話を頂いたのですが、大きな組織の運営というのは非常に難しいものがありそうで。二百人近い人数になる可能性もありそうです。昔の青年部はそれくらいの人数であったと聞き及びますので、色々とベテランの方々のお知恵など借りる必要があるのでしょうね。

しかし滋賀県は琵琶湖がありまして。もちろん風光という意味でも、近江に産まれた人々にとっては格別のものではありますが、いざ交通の便となれば県の統一組織の運営は大変で。私も滋賀県の南端県境に住んでいるわけですから、ちょっと琵琶湖に出るだけで一時間。遠方となれば相応の距離になります。


そういえば。甲賀は茶会などもホトンドありません。煎茶の産地としては五大名茶の1つとして朝宮茶があり、また土山茶があるわけですが、抹茶の方はなかなかに。北の方はどうなのかなぁ・・・と思いつつ。合同となることで、色々と知己の範囲も広がりそうで、楽しみにもしております。


ともあれ。いやぁ寒い。皆さまも体調にお気を付けて。
きっと明日は、山岳の景色が綺麗でしょうね。

御稽古日記

師走。茶道の稽古は自然風物から感じる四季とは別に、色々な風習も学ぶ事が出来るので、色々な面で四季を感じるこの頃でしょうか。御歳暮1つにしても。今は形ばかりの風習も多いわけですが、本当に一年間御世話になった方、というのはなかなかに貴重なもの。なるほど、御礼の1つも良い風習ではありませんか。

今日はまださすがに。窯焚きでは腰から脚廻りが熱に押されて、しばし筋力が低下中。さすがに窯焚きから一日程度の休みではまだまだ筋力も足らず、正座も長続きせず、集中力も少し低めではありましたか。とはいえ不思議なもので。稽古場の雰囲気でしょうか、家に帰るとグッタリですが、稽古場ではなかなかに頑張れる不思議、気力も支えられる不思議であります。

稽古場の御軸。光陰矢の如しとは申しますが、それだけに日々をしっかりと積み重ねたいものであります。昨年は「時々勤払拭」であったかに覚えています。今年は「金鳥急玉兎速」。同じ方の御筆。今年は青年部の50周年を巡って、点前稽古から茶会実践まで、多く日々の稽古を充実させる機会を頂きましたか。二つの言葉を併せて想う時、色々と感慨を感じる処がありました。


いや、それにしても寒くなりましたね。雪らしきものも、積もらずとも時折に。雪も不思議なもので。降り始めの雪は溶けてしまって、次第に、少しづつ地面を冷やして行く。それが積もり積もって、載らぬはずの雪が積もるようになる。積もるとなればあっという間の銀世界を拡げて、世界の景色を一変させてしまいます。綺麗なものですよね。子供などもそうですが、嬉しくなるほどに見事なもの。誰もが嬉しくなる。なるほど美の極致であるなぁ、と思うわけです。

今年もそんな季節が参りましたか。


さてさて今年もあと一ヶ月を切りまして。頑張って参りましょう。

御予定は

なんと。気付いてみればもう師走も5日ではありませんか。

ようやくに一息ついて、今月の予定などカレンダーに書きこんでおりました。本当は今月から漆教室を再開したかったのですが・・・ホントに何も出来なくなるので困ってます。近々の仕事としては、トルコ青の釉薬を再調合して、菓子鉢と・・・あとは刷毛目の茶碗の製作に掛かって行く予定です。あと窯の整備。

窯場へ行ってみると冬なれば窯の冷却も早い。窯出し出来る程ではありませんが、まずまず中を確認出来る温度まで低下しておりました。ちょっと見てみると・・・窯の天井からレンガが1つ落ちそうな・・・。というわけで補修が必要です。夏に窯小屋の屋根が飛んだ時、クサビが雨で流れていたのかもしれません。

ともあれ明日は茶道の稽古。もう12月の稽古とはビックリ。ついこの前に炉開きがあったばかりという感があるのですが、秋の短いことで。夕暮れは綺麗で、夜の星空も澄んでいて宜しい季節でありましょうか。

第二十三回 穴窯焼成記録

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さてさて。今年はようやく二回目の焼成と相成りました。焼成日数を伸ばしているので薪の消費量はそれほど変わっていないかと思いますが、春から焚いていなかったので若干の不安もあり。今年の夏場は記念の茶碗製作に掛かりっきりでしたからね。ともあれ冬の窯焚き。寒い中の窯焚きは温かそうですが、なかなかそう簡単なものではありません。

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少しく予定が云々で、朝に旅行帰り⇒即窯詰め⇒即焼成という疲れも含みつつ。ちょっと無理のある日程ですが、これ以上の遅延は気候的に難しくなる可能性もあり。私が疲労を残していた一方、父親が仕事を終えて手伝ってくれているので、私はともかく支援体制が充実の布陣になっています。

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気候は山なれば。落葉多き晩秋ではありますが、すっかりと冬。天候としては比較的穏やかな日が多く、時折に北風が少し吹いてくるという辺り。窯場の気温は少し温かいのですが、それでも夜は8~9℃、昼は15℃を切るくらいでしょうか。体感としては、まずまず焚き手は良いのですが、焚いていないと寒い。そんな季節です。

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気温が低いので窯の動きは活発。非常に繊細に操作しないと手に負えなくなります。ボチボチと様子を見ながらに温度を上げて行って。今回はいつも通りの茶道具が主体。大壷などは無し。焼成の方針も窯任せで、特別に狙うものはないままに開始。日数としても6日を予定していたので、灰量からしてビードロ系の焼き上がりへ持っていく。基本的な伊賀の焼成。

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次第に温度も上がって。今回は少しく抑え過ぎたのか窯詰めの影響か、窯の圧力がいま1つ。抜けているわけでもないかと思うのですが、さてさて。夏頃に窯小屋の屋根が飛んだこともあり、色々と補修が必要な箇所も確認。風雨で被せてある土が流れている場所も多くありました。

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風は比較的穏やかなままに最終日。とはいえ、最終日になってからの突風。こういうのが一番困る。仕上げに向けて窯を安定させて行きたい処を、終始掻き混ぜてくれるわけです。時折にバックファイア(炎の逆流)が起こるので焚き手も危険に晒されます。突風には前触れで凪(無風)の状態があるので、なんとなく感じることは出来るし、予測して避ける事もするわけですが、疲れている時にはなかなかの重圧です。

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窯焚きも。人数が増えれば増える程に、1人当たりの経験量はかなり変わってきます。ウチは最大でも4人。基本は2人で窯を廻して行くのでなかなか大変です。多い所では20人などで窯焚きをする人も居られますが、蓄積される経験量は雲泥になって行きますね。ちょっとやってみる程度の感覚では、なかなか炎の逆流も避けられないし、人も窯も、様々宜しくありません。

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北風らしき突風も。夜になれば収まるかと思ってみれば、結局最後まで突風あり。ちょっと窯の具合に不安定要素を残してくれました。以前、突風続きで全く想定外の窯変結果が出たこともありましたか。まぁしかしなんとか。いつもより支援体制も万全であり、集中力を切らさず最後まで焚き終えることが出来ました。

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あとは結果を待つのみ。前回と同じく6日間、108時間の焼成。

ありがとうございました。


追伸
朝に終わって昼に寝て現在。様々な案件や返信、順次行ってまいります。

順調に

特に問題も無く焼成4日目の終盤を迎えています。
明後日の早朝まで、都合6日間の焼成予定です。
論者:近江の苔

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。かつて古伊賀が焼成された集落に近在。詳細はWeb・交通案内記事など。

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