春らしい?

今日は何となく、雨に春の薫りが混じっていた様な気がしたのですが、さてどうなのでしょう。

う~ん。とりあえず今月から漆教室を休養にして。今日は自宅で補修作業を進めておりました。正直、萩焼並みの土作りというか、粗い粘土ってのが、さて漆で止めるものか、米なりで止めるものか、調べるのも大変です。ちょっと大量に貯まってきているので、困った物。以前はまぁ、正直それほど止める意味があるのか?などと思っていた頃もありますが、現代の茶事情を考えていく際には、程度を踏まえないと難しい面を感じます。

次回の焼成は・・・どの程度で行くかなぁ・・・と思案もしつつ。

前回はかなり粗い粘土を用いたので、これはこれで困った面も多く。


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昨日の蹲花入もその1つですが、当日は問題ないものの、
一日を経てしまうと水が少し溜まります。

実際には敷板を用いるので敷板が濡れる風情でしょうか。敷板があると、板が水を吸収して、外観上の問題も無くなるのでありまして、真行草などの話だけではなく、実用面もよく考えられているものだと感心します。板は濡らしておくものと聞きますが、その理由というものの1つでしょうか。

ただまぁ、掛花入では敷き板がありません。どうかとなれば、程度によって温かい会場であれば浸水量よりも乾燥の方が早い場合もあろうかと思います。気化熱で水が冷えてくれて清浄に保たれ易くなります。古来知られてきた水甕作用。使っていれば止まって来るものですが、花入などは茶が入るわけでもないので、花のアクなどでしょうか。なかなか止まり難いのが実際。そんな浸みの程度1つでも、確認には時間が掛かります。

昔に販売されていたものなどは、確認も適当であった面があるような感があり、
浸水の多いものが時折に散見されるようですが、この辺りの理由でしょう。

何くれと、手間が掛からないようでいて、焼締めというものは非常に面倒を見なければなりません。

音楽と茶道

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今日は午前中来客。同業さんでありまして何事?と少し警戒もしましたが、
お気楽に色々と。伊賀作品などを見にいらして下さりました。
薪窯をやりたい作家さんも、昨今はどうなのでしょうね。

で、午後からは一昨日に書いた・・・

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ん?ここ?って感じの音楽ホール。写真左奥のコンクリ建物です。

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コラボ企画って話でありましたが・・・。
若手ピアニストの演奏が主役でしたね・・・。あとは脇役。

「日々是好日」と申しまして、脇役は脇役なりに勤めを果たすのが茶の心です。
音楽については、下手なことを書いて馬脚を顕しても仕方が無いので割愛。

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演奏が終わって・・・。あぁ、すいません。蓋を開けたら「Jazz聞きながら抹茶一服のノリ」で企画者が決定されてました。メインの演奏が終わって、緊張感を解いた処でサービス演奏をしつつ、ガヤガヤの中で和菓子⇒呈茶⇒解散。しかし末富さんの和菓子。見るも見事、味わうにも見事。う~む、素晴らしいものが四種。音に聞こえる名声・腕前は伊達ではありませんね。見事な職人技でありました。

来客百人弱の方々への呈茶。狭い場所で一挙に点てて行く。なかなか、こういった手順は経験が無いと一朝には難しいものですから勉強もさせて頂きつつ、一種の戦場の様な場に身を投じておりました。

演奏会も・・・久しぶりに見てみると勉強になるというか。例えば演奏中に「演奏だけが聞こえる静かなる時間を作り上げるための工夫」というものは、まぁステージをライトアップ、観客席を「不便なほどに暗くする」というもので、見事に意識が集約されます。草庵の茶に於ける演出に通じるものがある様に感じましたか。例えば軸は白紙に書かれて浮かび上がるものになりますし、炉の炎や竹の白色、点前者の手先などもが「光を反射するもの」と相成ります。

で、演奏が終わると会場が明るくなって、ガヤガヤと緊張感が解ける。薄茶の世界でしょうか。特に静かな時間という点では、演奏会における静寂は見習うべきマナーですね。「大勢の人間が居れば仕方が無い」という考え方が誤まったものであることを考えさせられます。静かな茶席って、とても好いですよね。釜の音や、風の音が嬉しくなります。和敬清寂の「寂」の味わいと言いますか。

音楽は一種の舞台芸術ですが、茶道も総合芸術として舞台芸能の要素を持っている面がある。
つまり演出の要素も在る程度思考する必要があるということでしょうか。


そんなことを感じつつ、呈茶手伝いをさせて頂きました。
御客様も喜んで頂いた様子。美味しいという声も多く。


ありがとうございました。

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論者:吉村祐

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。

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