台風の中。

今日は台風で御座います。

taihuunokaze.jpg
 

昨日から甲賀では風雨が強くなり、ゴウゴウと鳴る風の音が自然の脅威を告げていたのですが、少しく北上して稽古場の方へ行くと・・・少し風がある程度。警戒して、久しぶりに洋服で稽古へ行ったのですが、スカスカと腕が軽いだけでありました。

九月。秋です。前は「秋か?」なんて事を想っていたものですが、茶道をやり始めてからなのか、田舎に越してきてからなのか、それとも年を喰ってきたせいなのかは分かりませんが、「秋だなぁ」と感じる様になってきました。空の雲や、風の薫りに秋を感じます。

稽古は花月と長板の点前。色々と、六回程も点前をさせて頂きました。そろそろと風炉の季節も終わりが近い一方で、次第に茶会が増えて参ります。早速に今週末は水屋方であります。

huyounokiki.jpg 

まぁしかし。コレデワ花が・・・。先週に植えた芙蓉が・・・これわヤバイかもしれません。畑も作物が色々と倒れておりましたし、草花が相当に。藤が育ってきて背を高くしてやったら、見事に全コケ。

bassari.jpg 

あぁ・・・・・なんか木まで倒れているじゃないですか。まだまだ台風、来てないぞ。甲賀はどうも、ちょっと気圧の具合がハズレである様子です。この前の大雨災害の時は土山町(鈴鹿峠)が豪雨で、こっちは小雨でありましたか。今回は多分、逆になっている事でしょう。


とりあえず雨戸を閉めて、静かな家の中に居ます。


っと、暇なので蛇足。

昔の人は・・・「台風が来る」っていう情報も無い中、大変であったことかと思います。早馬くらいは走らせたかもしれませんが、ともかく作物は地面に根があるわけで、逃がす事も出来ない。大飢饉を伴う大災害であった事は云うまでも無いでしょうし、当然に夏は収穫前であります。今時期などは稲刈りの直前です。とかく色々なものが飛びますし、壊れます。風を遮る樹木も、折れてしまえば家屋の損壊ということになりますし、隙間から入り込んだ風が屋根を飛ばす事も多かったでしょう。

今の時代、自然の脅威ってものに対する抵抗力はついたと云えます。まぁしかし、別に人間が知識を得ただけで、「高尚」になったわけではない様で、昔の人の方が、苦しい思いをしているだけに、自然に敬虔であったことだろうかと思います。常に己よりも圧倒的な力量を持つ神々が存在する。子供の頃、御地蔵様の前を通る時は行儀良くしていた記憶があるのですが、そういったものが日常的にあったのではないでしょうか。

自然の脅威に対する「敬い」と「祈り」というものが、1つ自然の豊かなる日本の特質と云われるものですが、そういったものに対する敬虔な心意気というものが、何か1つ、昔の人々の持つ特質であり、現代に失われた感覚なのかもしれないなぁ、と感じます。

う~ん。しかし、知識がいくら集まったトコロで・・・。地震にしても、風にしても。本能的に恐怖を感じるものです。風神などが居ると云われれば、なるほど、小難しいコトを理解するよりも分かり易い。人の直感的な理解というものは、時に本質を突きますか。科学発達の理由だって、元より自然が恐ろしいからこそ解明されたものでしょう。相変わらず、人間は自然の前には無力と云うことの様で、科学は人に知識を与えるけれど、進歩するのはあくまで科学。人間が進歩しているかっていうと、寿命こそ伸びましたが、何だか少し、本質的には違う気がします。あくまで表層のもの。桃山を越えられない工芸の世界。


ともかく、あまり被害の大きくならない事を祈るばかりです。

でわでわ。
論者:吉村祐

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。

記事内容の分類
過去の記事(月別)
08 | 2011/09 | 10
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
来訪者数(2006.5~)
LINK
リンク
メール送信はこちら
・来窯時などに御使用下さりませ

御芳名:
貴アドレス:
本文の件名:
本文:

不在時・繁忙期などは返信が遅くなる事もあります。悪しからずご了承下さい。もちろん、迷惑メールは駄目ですよ。