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さて、昨日は試験窯の焼成。誰も知らぬ筈ながら、前日には同じく信楽・伊賀に居る訓練校同期が尋ねてきてくれる。当日にも親友が工房を尋ねてきたりと来訪者で賑わう。窯焚きの際は、差し入れに頂いたお茶が有難かった。感謝。辺鄙なところであるだけに、食い物はちゃんと準備しておかねばと思う次第。窯までは、車だと甲南町成田牧場近く。JRだと最寄駅は寺庄駅で、実はバスで窯が見えるところまで来れる。日に数本走っている田舎の足。
ある意味では臥翠窯の初窯。なれど、窯の構造自体の試験、窯の大きさの試作、牧場の粘土の試験、杉・桧による薪の試験、炭による試験などなど、云わば試作のための試作準備であり、経験蓄積の修行である。
前日からの雨。6時には工房入りして準備し、7時に火入れ。炭での焼成を考えていたので、最初から炭でのあぶりを開始する。窯の容量は、茶碗2個程度にぐい飲みを入れれば一杯というもの。電気・ガスならいざ知らず、小さすぎる穴窯は焚こうとしても温度が上がらないという話を耳学問していたので、楽焼窯のように炭での焼成を考えたわけである。 で、あるが、やはり炎が欲しく、結局手近にあった杉・桧の薪を投入。焼成途中ながら、固定されていない焚き口を強引に拡げて、小割にした薪が入る様に改造。小さい窯では投入口から流入する空気の影響が大きい。色々な投入方法も聞いていたが、まずは正面から入れてみて、どんなものなのかを知る事に・・・。ちなみに下がロストル。焚き口は、上のレンガで塞がれているところ。
  
で、焼成する事14時間。杉・桧の薪と、炭を併用しての焼成。夕方6時くらいになると煙突から火柱もあがり、周囲も暗くなってくる。この窯には温度計が無いが、温度が上がってきている事は判る。されど、温度が上がらなくなっている事は時間を経ないと判らない。色は次第に明るくなる。しかし、目印として入れておいた信楽の土の器が、中の様子を見ても、最終的にOKというところまでは到達しない。その状態で2〜3時間。薪を小割にしながらの作業でもあり、比較的耐火度が低いと思われる土の試験という事で、夜10時半にて切り上げる。本日夕刻にでも窯出しを考えているが、まだまだ作品と呼ぶには程遠いものであろう。窯の課題も色々と浮上し、まず第一に薪が入る様にも設計を直す必要がある。暇を見て試験窯を改良し、出来ればその間に温度計の手筈も付けておきたいところ。経験を得るには温度計も重要である。その他、薪の種類から何から色々な示唆を得たが、こういった知識は経験で得てこそというもの。ブログにはヒント程度の記載で済ませる考えにて。 写真/左:ロストル下。中央10時頃全体図。右:同時刻、火柱時。 テーマ:陶芸 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2007/07/22(日) 10:00:12|
- 築窯記録
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