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行きつくところの

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さて。今は穴窯を焚いています。
前回の焼成失敗を受けて、再度の火入れ。
挑戦的な焼成方法の延長戦。

簡単に云うと。

・「まず安全策で、失敗も少ないであろう」の焼成理論A
・「うまくいけば格別のものが出来るが、成功確率は未定」の焼成理論B

と、私の中で構築してきた推論には2つの柱がありまして。
ここ数年に渡って、A論とB論の中間地点を探るような焼成方法をしてきました。

んが。

よーわからん。という事で、「ガチガチの焼成理論B」で焼成をして失敗。
その結果の再調整といいますか、再検証という辺りでしょうか。
失敗なら失敗で、しっかりと要素を把握してしまいたい。

色々と忙しかったこともあり、ちょっと準備も十全ではないのですが。
さて、結果はどう出るものか。


ええっと。最近ですが、茶道。

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志季釜。 初めて釜を掛けて亭主をされる方の御席。
それぞれの感慨を持たれての御席が多く、水屋としても嬉しい次第。
今回は灰形と火入も担当させて頂きました。亭主の御苦労の大きな部分。
1年半ほども灰形の稽古をしてきて、少しばかり、役に立てるように。

「灰が出来ないような者は、本当の水屋ではない。」
とは宗道先生の御言葉。亭主の気苦労を大きく引き受ける。
それこそ裏方水屋の大事、ということを実感させて頂いて。

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また一方では、淡交社の「真の茶事」の水屋を。
こちらでも火入れをさせて頂き、お客様からもお褒めの言葉を頂いて。

席としては、「極み」の席。道具も違えば作法も。
色々な御話を漏れ聞きながら。

でも、根本はやはり、お客様をお迎えして、心を尽くす事。
どうすれば良いか、ということを常に考えながら行う。
志季釜と、真の茶事と。茶道の根を訓えて頂いた様に思います。


色々な経験を積ませて頂きながら。それが降り積もる様に、
少しづつ、少しづつですが、成長をさせて頂いて。



来週というか、今週末は信楽祭り。そういえば土曜日から信楽伝統産業会館で
伊賀水指も展示されています。30人くらい?の若手作品の一堂展覧の端っこ。
搬入は委託したので、どんな展示か私も見れてないのですが。

ともあれ、目の前の焼成へ。4日程の焼成予定です。

(さっきからアライグマが屋根を歩いてて、新しい頭痛の種が・・・)

五月晴れ

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好天が続きますね。作品制作も順調に。そろそろと薪割り作業も。

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来月中旬からの焼成予定にて、制作も佳境です。

作品は・・・新しい段階へ。

橘宗義和尚の茶事を経て、やはり1つ、2つほど壁を越えさせて頂いた感があり。


過去の巨匠も、現代の変わった作品を作る人々も、作品制作にはやはり「壁」というものがあります。
そういった中で、「越えたかのように誤魔化す」というような作家も多くいます。

実際、「壁」とは大きなもので、そんな中から「他作家の作品をちょっと改変して」なんていうことは、
それこそ五輪エンブレムの話ではありませんが、全く普通に、それこそ一流作家にも簡単に見ること
が出来るというのが現代の事情であります。
 
昭和期の巨匠などは独自の世界を拡げたものの、現代はその巨匠の形を真似るに終わって。
古作を見て学ぶ時期もなしに、最終形を真似ていくので、基礎部分が抜けていて。

同時にクラフト作家も、およそ廃刊になった雑誌に掲載されていた作家制作方法のもの、
売れているものを丸々に、土と釉薬だけを変える。そういった世界に近いものです。

いや、模倣というものが悪いという話ではありません。そんなことを言えば、古き日本建築の全てが
「~~様式」で括られています。「目に見える個性がなければダメ」という思想は「誤り」です。
ほとんどすべての日本工芸は、1つの技術を極めて行く過程に本領があります。同じものを、
同じものの中で。「真塗」なら、「最高の真塗」を目指す。その過程では、同じものを作り続ける。

要は迷いながらに、なんとか壁を越えていかなければならないというのが肝要で、
「極める」というような日本伝統的な発想へとつながっていくわけですが、
単に「売れ筋作品」、つまり「市場調査」と「作品模倣」の往復でOKという「商売根性」
というのが、現代です。営業マンよろしく、顧客廻りが根幹になっていたり。

分かっていないマスコミや、学校教育を信じて、顧客のみならず作家も惑っているような。


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先日には茶事の水屋へと。秘伝台子の茶事。全く知られることのない秘伝の台子点前による茶事。
秘伝とは。

席中では「記述で残すことを避け、口述で伝えることを選んだ真意」というお話をされていました。
「形だけを残すことは簡単で、書物にして残せばいい。」そんな話を水屋で漏れ聞いて。

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「本当に大切なもの」を肌身で感じること。
そのために、利休時代の道具で行われる茶事。その道具。
それぞれの素晴らしさだけでなく、歴史への敬意を感じつつ。
色々なことに、色々なことを訓えられつつ。

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自然の色彩。それが如何に鮮やかで、嫌味の無い奥深い色であるか。

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自然の巨岩。金勝山の天狗岩。これも同じ。



身近なところ、足元。それを大切にしつつ。

梅雨もあっという間に

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よく晴れたと思ったら 土砂降りの夕立。梅雨というよりは夏を感じる6月。

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といっても梅の収穫などもありますので、雨模様が少ない以外はいつもの通り。


今週も色々と。お稽古はもちろんながら、灰形教室もあり。
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灰匙や蕨の火箸が入るようなカバンを丈夫な帆布で自作してみました。前記事で息子が着ている甚平のついでに、まぁ風邪で寝込んでいたときの暇潰しみたいな感じで作ったのですが、使い勝手は悪くないので一安心。細かい不出来を隠すため、蛇足ながらの真田紐のタオル掛けを飾りにつけてます・・・。灰匙はもちろん、茶道の袱紗など諸々に財布など入れると、まぁ結構な量になってしまって。頃合いの大きさのカバンを探していたのですが、世の中って変に合理化されちゃっていて、定型のものばかり。すると頃合いのものを探そうにも、デザイン以前に頃合いの大きさが無く、端から話にならない。最大公約数的な、大多数が欲するものだけが安価量産される時代の、反面困った点でしょうか。職人さんと話をしながら作ることの良さというものが、ちょっと現代には乏しいものですね。

今週の稽古は朝から点前稽古もさせて頂いての灰形稽古も。

まだまだ二文字を始めたばかり。「初心者のツマヅキ」を感じている頃合いです。五徳がちょっと違う、風炉がちょっと違うだけで、さてこそ戸惑ってしまう。回数をこなす程に上達する時期でもありますので、家でも稽古出来るように五徳に前瓦なども買ってきて、というように、自宅稽古の形だけはシッカリと準備してみた次第・・・。

そうそう。月一回の灰形教室。来月からは「茶道水屋塾」に昇格(?)するという御話にて、茶花などについても御指導が頂けるようになるようで楽しみ。稽古に来られている方々は常から茶事をされている様な水準の方が多く、更に色々と勉強させて頂ける機会が拡がって、誠にありがたい。

ただ・・・来月末は息子の1歳の誕生日なので一升餅などをせねばならずお休み予定。


あとは茶会の御水屋手伝いにも入らせて頂いて。
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最近は禅語の拝見が楽しい。(※理解しているわけではありません!)

初めて茶会をされるという御亭主にて。思い入れの深い道具を各種持ち出しされて。当日は宗道師は長崎での茶道講演会へ出掛けられていたのですが、雨もいつの間にか快晴となって。御席を引き立てる見事な水指も宗道先生から御亭主が頂いたものとお聞きして。お目出度い御席の水屋へありがたく入らせて頂いて。この日は蹲踞からの御席入りという形。「大道透長安」は大亀老師の晩年の筆。茶杓は大宗匠「努力」。高僧に、御家元に、良い師匠に。色々と導いて下さる師匠あってこその自分なのだなぁと、改めて感じながら御手伝いをさせて頂きました。ありがとうございます。

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で、昨日今日は自宅。蔵の中を含めて作品の整理をしつつ。

明日は陶芸教室にて、昨年に引き続いて著名な料理人さんが御来訪の予定です。


論者:近江の苔

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。かつて古伊賀が焼成された集落に近在。詳細はWeb・交通案内記事など。

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