• 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30

春になって

甲賀の山奥でも昨日、早桜が咲きました。

sakuramosaite.jpg

なかなかに多忙にて、パソコンに向かう時間も取れずにおりました。
今日から子供も春休みになり、陶芸教室も停止中にさせて頂いております。

 omotenasi.jpg saikumosimasu.jpg

お蔭様で、2月再開というか実質開始以降、順調に申し込みを頂いて
御客様と楽しい時間を過ごさせて頂いております。ありがたい限り。
冬場は乾燥工程が難しいのが困りものですが、それも終わり。
庭の緑も、これから綺麗な時節になってきます。

gasugamasyuuri.jpg gomukuroteire.jpg

工房ではガス窯の整備など。全体的な整理がまだまだ足りてないので。
正直、まだまだやるべき作業、やっておきたい作業が沢山残っています。
それだけでもなかなかに骨が折れるのですが。

huyuzoramoowari.jpg sotuenndehanaikeredo.jpg
 
子供のことも。大きくなって手が掛からなくなってきましたが、
どこまでどうか分からないものの、昨今は幼児教育が盛んらしい?ので。
色々と悩みながら日々を過ごしています。

幼児の御稽古事・・・にはそれほど価値を見ていないのですが。

う~ん。悩み始めるとキリがありません。
ともあれ来年度からは、仕事半分、教育半分のつもりです。
いかなる場合に於いても、基礎部分、最初が肝心なのは真理だとして。

物事に取り組むときの「在り方」ですね。
師匠を探して渡り歩いた頃、日本屈指の陶芸家が口を揃えていた事。

弟子というものに技術や能力、名誉を与えるのではなく、
「在り方」を固めさせるだけ。あとは何も教えない。
「作家」を作るのは、これ。本当の意味で自分で歩けるようにすること。

ともあれ臨機応変にやっていけば何とかならんかと思いつつ。

nyuuennjyunnbi.jpg

幼稚園の入園準備も大変ですね。
ミシンってのは、「図面からの立体化+小面倒な機械操作」。
冷静に判断しても、男性方が向いている場合が多いかと。
まぁ、色とか柄のセンスに関しては別でしょうけれども。

機械が苦手か、図面が苦手なら、本当に面倒でしょう。


さて来年度。実際に仕事の組立てを変えていきます。
茶陶一辺倒からの脱却、陶芸体験の拡充、子供の教育。

自治会でも役を頂いているので、そちらも追々。
御休みを頂いていた茶道も4月半ばから再開予定です。


さてさて、嬉しい春の訪れです。頑張って参りましょう!

2月も終わり。現代における、伝統の在り方について。

gennkinisiteimasu.jpg 

お久しぶりです。1ヶ月ほど、御無沙汰をしておりました。

忙しくしている間に、はや2月も最終日ですね。

toraeta.jpg moguratoka.jpg

ウチは、まぁちょっと風邪などはありますが、
まずまず元気。

猫のキナコさんが毎日、ネズミやモグラを生け捕りにして、
台所に持ち帰って遊ぶものですから、困ってます。

はい。毎日です。本当に。

生け捕りなので、捕まらない隙間に野ネズミが貯まって。

それはそれは、なかなか無い体験で御座います。

春ですね・・・。

sagyoutyuu2.jpg sagyoutyuu.jpg

少しづつ仕事を再開しています。陶芸教室の削り仕事。

まだ、体力の快復量が良くないので、フル回転での仕事は厳禁。
陶芸教室や、家の整備作業や、倉庫の整理作業などなど、
気軽にできることをやっております。

dennkikouji.jpg kyatapirasyuuri.jpg

工房も、電気工事を入れたり、ショベルカーのキャタピラ修理など。

無理がまだ「使えない」ので、少ない時間の中、療養期間に貯まった、
色々なことをこなしていると、アッという間に日々が流れていきます。
あれもこれも、と思いながら、焦らずに仕事しています。

sukosidutu.jpg 
陶芸体験教室も。色々な業者さんから掲載依頼が相次いだり。
工房まで打ち合わせにこられる様な熱心な営業マンも。

陶芸体験は「観光業」というような分野なのですね。
伝統だのという世界から、久しぶりに世の人々に触れた気がしました。

仕事としても、陶芸教室の受け入れを増やしていく予定です。


nyuuennsetumeikai.jpg 

というのも。来年から、長男は幼稚園。14時で帰ってきます。
2年後には小学校に入り、それくらいで帰ってきますからね。
それに合わせた体制で、仕事を整えていこうという算段です。

廃れゆく伝統工芸のために、自分はともあれ、子供は犠牲にできません。
遅い時間まで保育園に預けるのも、そろそろ終わりにしようと思います。

harubiyori.jpg 

工芸というものも、伝統という言葉も、茶道というものも、

「あーだ、こーだ、うんたらこーたら」

そういう事も大事ですが、その本来の在り方は、


「人々の暮らしを豊かにするもの」


昭和の「画一的な価値観を学び、それに従う」という時代には、
これまでの伝統は合致していたでしょう。

それは、戦国時代に「茶人が美を規定し、指導して作られた茶道具」も、
やはりお仕着せの美的感覚で、「歪みの美や、無作為の哲学」など、
到底、一般の庶民には分からなかったし、その生活も豊かにはならなかった。

それゆえに、すぐに「歪みの美」は否定され、「分かりやすい端正美」へと
移行しました。伊賀の窯が潰された時も、「歪みの美の根拠地を守ること」
よりも、「人々の生活の困窮を救うこと」を優先したからです。

同じく。今は美学を「厳しい修行を経て習得する時代」ではありません。
昭和のバブル期における「桃山様式の流行」は終わりです。

映像や、形として語り継ぐくらいのもので、
あとは、伝統や美術の人々が理解すれば良いのです。

伝統工芸で「人々の暮らしを豊かにする」ことを考えた時には、
「強引に買わせて、使わせる」ことを考えるのは、違うと思います。

甲賀市では、H27年から
「甲賀市甲賀の茶及び甲賀の地酒を信楽焼の器でもてなす条例」

が行われていますが、結局はなんてことはない、伝統でも何でもない器
を使って、ポットと急須があるというような。料理旅館などでも、
やはり、そんなに高価な、本物の伝統品などが買えるわけもないし、
そもそも、作っている作家自体が、まずほとんど居ない。

新年会など地元料理屋へ行くものの、ゲンナリするような器が出てきます。

う~ん。これ、魅力が伝わるのかなぁ・・・。
「伝統って、こんなレベルかよ。」って思われないかなぁ・・・

残念ながら、作り手も、使い手も、全然「豊かになってない」と思います。


そうそう。5月のGWに行われる作家市にも落選しました。
クラフトフェア的な、そういったイベントに移行しつつあるのかな。

時代は変わりつつあります。

工芸において独裁的な地位を占めていた伝統美は、
「数多くある、色々な器の中の1つ」になっています。

それこそ、着物が独占したいたものが、洋服となり、
洋服にもカジュアルだのフォーマルに始まり、
今はもう、本当に色々な分類に溢れた時代となり、
着物は、「そういった中の1つ」でしかありません。

その着物と、おそらく同じ道を歩んでいくと思います。

着物って、皆さん振袖にしても憧れは持ちつつ、
実際にはなかなか、「着る機会」がないですよね。

伝統の器というのも、そんな流れの中に在ります。
皆さん大事にして下さりますし、「ここぞ」という時に、
やはり使って下さったりしますが、普段使いは難しいです。

ですが、折角に粘土も掘り、窯も自分で作り、薪を割って。
伝統工芸を、自分で全部やれるだけのものを築いたのですから。
山奥で、そのままに朽ちていっても仕方がありません。

規模を小さくまとめ直し、
時代に合わせた在り方を、考えていこうと思います。


本物の伝統に触れられる陶芸体験教室には、そんな考えを放り込んで。

今年から、本格的に頑張ってみようと思っております。

新年に思う事を。

sinnnenn.jpg 

さて、随分と遅ればせながらの新年挨拶で御座います。
本年もどうぞ、世界が良い1年でありますように。

もう少し早目に更新をしようと思っていたのですが、
子供の冬休みも長く、風邪やインフルエンザ?などもあり。
ほとんど育児の日々。ほとんど専業主夫です。
まぁ、他には法事。四十九日の法要など親戚関係です。

暇は暇ですからね。ほとんど良くなってきているので。
気が付いたら掃除から洗濯に食事、送り迎え。
今は男の仕事とか、そういうのないですからね。
元々陶芸を始めた頃から、食事は私が作ってます。
損とか得とかではなくて、家族のためですよ。

鬱病の休養も、そろそろと終盤。

小さくなってしまったガソリンタンクに栄養を詰め込んで、
胃袋を大きくするが如くに、栄養のタンクを元通りに。
この病気は、未だにコレっていう治療方法なんかなくて、
医者も薬を出すだけで、書籍も微妙な解説本が多いです。

だから、結構迷走している方も多くて、明確な治療方法
っていうのが、正直言って、まだ未確定なんですね。

しかし根本は「脳の使い過ぎによる機能の低下症状」です。
私の場合、集中力が限界を超えると、指先がブルブルと震えて
使えなくなるんですが、当時は、それを無理やりに抑えつけて
仕事を続けること、1ヶ月。それも毎日深夜まで、ギリギリの
納期に追われながらの作業でした。

その当時は、何1つ余裕が無いと云いますか、余裕をアクシデ
ントで使い切ってしまって、もう本当に、完全なる背水状態。
そもそもが集中力こそ、私の制作に必要な栄養素であり、能力。
それを全開で使いながら、子育ても並行しつつ、徹夜作業。
なるほど、後半には頭が熱くなる症状が日々続いていましたが、
それが、鬱病の始まり、脳の過労による機能低下でした。

そこから、去年はオーバーヒートしたままのエンジンで、
無理やりに低速運転したものの・・・どうにもやはり、ダメ。
最終的にプスプスと止まりそうになって、医者に駆け込んだもの。

それから3ヶ月の間、集中力の必要なものは、即時に停止。
頭を使うようなもの、頭に熱をもつような作業を排除。
あれこれ言わず、礼儀もなにもなく、全部遮断しました。
とにかく、寝る。家族のことはきっちりやるが、他は放棄。

「頑張らない」とか、そういう次元ではなく、「休む」。

糖尿病が腎臓の使い過ぎによる機能不全として有名ですが、
あちらもやはり、糖分を取らないことで腎機能が快復する。

同じく「脳を、とにかく使わない」という方針でやりました。
色々と鬱病の専門書などを読んでみると、ストレスの緩和など、
そういう話ばかり。ですが、その要点は、「休むこと」です。

もちろん実際は、サラリーマンなら仕事を失いますからね。
悩みによるストレスが原因の場合、悩みが収まらない限り、
頭がそればっかりを追いかけて、文字通りの「苦悩」によって
脳が使われてしまう。そうすると、オーバーヒート状態が、
完全に崩壊まで進んでしまう。

過労死なんていうのも、頑張り屋が無理を越えて、脳が
オーバーヒートして、それでも引きずって無理を重ねると・・・
脳が機能不全から、自殺の指示を出す。それが人間の仕組み。

骨折などでは、数ヶ月の休職も理解されるものの。
鬱病で数ヶ月の休職というのは、なかなか理解されていません。
辞めることになれば、それもまたそれで、大きなストレスです。
それが、患者の多くを追いこんでいるのかなぁ、と思います。

私は無知なもので、そんなことを露とも知らず。

真面目+完璧主義+自己犠牲型。
この組み合わせが根本要因だそうです。


まぁ、ともあれ。脳が不調なので、自律神経で全身の不調が出ます。
全身のエラーチェック?が始まって、手足の冷え、間接痛などが、
およそ2~3日毎に、足→足首→膝→腿→腰と、移動するように。
年末から年明け後、看病続きで疲れましたが、首の痛みも取れてきて。
過去に骨折などした場所は、随分と痛みが強かったですね。

薬は、年末から飲んでません。インスリンの様に、脳内物質分泌で
足りないものを外部から加えるのが、医者がやってくれること。
気分の切り替えに必要な物質が足りなくなり、憂鬱な気分になると、
それを切り替えることが出来なくなるのが、鬱病の由来なのですが。

まぁ生来とは言いませんが、後天的に楽観主義であることに加え。
家族や環境にも恵まれていますから、そもそもが、不安になる
原因というのも、それほどに多くありませんので、ほとんど必要が
ないというのが実際のところでした。

昨日は椎茸用の雑木伐採作業を手伝って、チェンソー担いでみましたが、
疲労症状も全くなく、怖々ながら、元の体調を確かめている次第です。

2月に復帰の予定。仕事の方向性も、色々と思案中です。


それにしても・・・。

長い休暇の間に、色々なことを考え直しました。


本当に大事なものって、なんだろうなぁ、、、と。

子供とずっと、一緒に居たこともあるのでしょうけれど。

「日々を大切にする」のが禅の在り方だとすれば・・・

陶芸のこと、茶道のことを家族より優先するのは、
形を追って、その本質を追っていないということ。
日々って何だろう。衣食住の生活ですよね。

「古人の跡を求めず、古人の求めたる所を求むべし」
 
禅の生き方に学ぶのであればこそ、日々の家族こそ大切に。
それがあって、仕事や稽古事がある。優先順位を間違えない。
茶陶、茶道。禅を学んだようで。

形(跡)を真似するのではなく、日々を大切にするという心を、
自分の中に沢山、採り入れて行こうと思います。

そう。堂々と、家族を大切にしていこうと思います。
その中にこそ、人生の幸せがあるのでしょう。

そんなことに、気付かされた日々でした。


新年から長々と、思うままに書き連ねてしまいました。

本年もどうぞ、宜しくお願い申し上げます。
論者:吉村祐

吉村祐


〆真の茶陶を求め、忍びの里にて古伊賀を追う日々。1980年生。
陶工:吉村 祐 (ユウ)
窯場案内:伊賀丸柱から北へ10分、信楽から東へ20分程の山中。

記事内容の分類
過去の記事(月別)
03 | 2019/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
来訪者数(2006.5~)
LINK
リンク
メール送信はこちら
・来窯時などに御使用下さりませ

御芳名:
貴アドレス:
本文の件名:
本文:

不在時・繁忙期などは返信が遅くなる事もあります。悪しからずご了承下さい。もちろん、迷惑メールは駄目ですよ。